今日からカレンダー上では嬉しい3連休。梅雨明け宣言を待ちかねながら蒸し暑さと格闘する毎日です。

 

 そんな中、昨晩もライブで歌い終えることができました。聴きにきていただいた方には感謝、感謝です。

 

 もう何度目かなんて覚えてはいないくらいですが、ずっと忘れずに傍にあった好きな事を、人生後半戦になってからも表現させてもらえる場があるというのは本当に有難いこと✨

 

 もっと初めの頃から残しておけば良かったかな、と今更ながら考えることもありますが、自分のための記録としても、毎回どんな曲を歌ったかを書き留めておこうと思います。

 

  1.   East Of The Sun
  2.   Wave
  3.   Detour Ahead
  4.   Love For Sale
  5.   Alfie
  6.   Here's That Rainy Day
  7.   On The Street Where You Live
  8.   Antonio's Song
  9.   When You Wish Upon A Star
  10.   Piano Man
  11.   Softly, As In A Morning Sunrise
  12.   Ill Wind
  13.   It's Only A Paper Moon
  14.   No More Blues
  15.   I'll Be Seeing You                                                                        
    以上、3ステージ全15曲
 

 

  1. オーソドックスにゆったりめの4beatで。歌詞の内容も「二人で素敵な暮らしを築いて共に歩んでいこうよ。」という、一緒にいる幸せの希望に満ちたテーマになっています。"east of the sun and west of the moon"という、自然現象の対を意味する言葉が、永遠の誓い・普遍性を感じさせてくれるものになっていて、気持ちよく入ってきます。ソフトに歌うことができるので、私はオープニングに歌うことが多い曲です。
  2. 毎年夏になると必ず歌いたくなる曲。題名が”波”ですからね。そのようなボーカリストさんも少なくないでしょう。ボサノバはただでさえ夏を感じさせてくれます。流れるようなメロディーラインが特徴的だからかな・・・?私は英語でしか歌えませんが、「目を閉じて、波のようにこの想いを受け止めて。」と語りかけ、ロマンティックさと波の雄大さを思い浮かべることができる曲です。ゆっくりでもテンポ良くもどちらも合いますが、少し元気めで歌いました。
  3. 渋めのバラードで、自分に言い聞かせるように語る歌詞の内容がとても好きな曲です。”Detour Ahead =回り道・迂回せよ”と、道路標識にもなる言葉で、うまくいかない恋愛のジレンマ、はたまた人生の機微までもあらわしているようで、歌詞の内容が深く心に染み入ります。でもどんな回り道をしても最後には”I saw the light."と、希望の光が見えるエンディングが勇気づけてくれる曲。辛かった時に出会った曲なので、実感を込めて語るように歌うことを心がけます。
  4. ”売るための恋”はどんな仕事か想像はできると思いますが、そのようなお仕事に就いている方のほうが、現実的な人生経験だったり、自分の信念を持っていたりもするのだと想像できる、ある種の強さと明るさを感じさせてくれる曲です。私自身は他人からはそんな風に見られない真逆のキャラクターだと思ってますが、実は計算高いところや少しのことでは屈しない強さを秘めているので、このようなアグレッシブな曲も大好きです。そんな曲にぴったりのラテンと4ビートのコンビネーションで歌ってみました。 
  5. 昔からいつか歌いたいと思っていた曲。バート・バカラックの曲はどれも美しいけれど、ジャズナンバーとして歌うには構成にちょっと悩んだりもします。2,3ヶ月前から試行錯誤で、自分なりの歌詞とメロディーがしっくりくる構成の楽譜を作りました。結果とても気持ちよく歌えるようにはなったかと思います。”アルフィー”という名の人物に、真実の愛を見つけなさいと諭すような歌詞の内容ではありますが、私は自分に向けて”悟す”ような想いも含めて、これからもしっかり歌っていければ、と考えます。
  6. この曲はいつも梅雨時期に歌いたくなります。どんよりとした気分を引き起こす長雨。歌詞の内容も、まさかと他人事に思っていた”レイニーデイ”が今ここにある・・という失恋の悲しみを語るものですが、このなんとも言えない美しいメロディーとコード進行が、傷ついた心に救いの手を差し伸べてくれるようで染み入るナンバーです。今回はそんなしっとりとした梅雨も感じられないくらいのただ蒸し暑いばかりの日となりましたが、夏への期待も感じられるようにスローボサノバ調で歌ってみました。バラードでも美しさが際立つナンバーだと思います。
  7. この曲も今回のライブにあたって初めて楽譜にして歌いました。ミュージカル映画に親しんできた私は、『マイ・フェア・レディー』の中で歌われるこの曲は以前から好きでした。劇中では確かゆったりと歌いあげている感じだったと記憶していますが、この曲の持つ、恋する人間の希望に満ちたワクワク感を表現するには4ビートスウィングで歌うのがピッタリかと考え、そうしました。歌っている自分も大きな幸せを感じられるような一曲です。
  8. 夏の時期のライブということで自然とまたボサノバスタイルの曲が多くなり、折角ならと、ボサノヴァ発祥のブラジル音楽を代表する作曲家”アントニオ・カルロス・ジョビン”に敬意を表するつもりでこの曲を選びました。先の『Wave』も彼の作品です。この曲を作って歌ったのはマイケル・フランクスという70年代くらいに活躍したシンガーで、当時の南北アメリカにおける社会的格差問題をも訴えかけるような内容の、メッセージ性の強い曲ではあります。もちろんそんなことまで私たちが理解することは難しいですが、私の気持ちとしては、全ての生命に対する身勝手な偏見を捨てて、平和への架け橋を見出せるようなメッセージを伝えられればいいなと思って歌っています。
  9. ディズニー映画『ピノキオ』の中の有名なテーマ曲です。「どんなことでも星に願いさえすれば、運命の女神は必ずその夢を叶えてくれる。」と歌いかけてくれます。心からの強い想いは現実を引き寄せてくれることをこの映画からも学んだし、運命に立ち向かう勇気も教えてくれている大好きなディズニー映画の一つ。その伝えたいことを大切に、今回はスローテンポでじっくり歌ってみました。明るいスウィングで歌っても爽やかな一曲です。
  10. これは前回初めて歌ったナンバーで、この歌の魅力に取り憑かれたのでまた今回も歌いました。ビリー・ジョエルはもちろん自分でピアノを弾きながら歌うので、全くの違和感なしの語りで人々の心により強く訴えかけられるのだろうと、やっぱりすごいなーと尊敬してしまいます。今は美しいピアノラインをミュージシャンに再現していただき聞き惚れながら歌っていますが、簡単な弾き語りができるようになりたいと思わせてくれる曲です。
  11. 『朝日の如くさわやかに』という邦題で古くから知られているスタンダードナンバーですが、今回初めてレパートリーにしました。私の中のレパートリーはまだマイナー調の曲が少ない方のような気がするので、意識的にこれからもチャレンジしていこうと思っています。ただどうしても歌詞の内容も失恋など暗めのものが多いので、気持ちを汲み取るという点では折り合いを考えるところもあったりします。でもジャズナンバーとしてはとてもかっこよく仕上がる曲が多いのがマイナー調の曲の醍醐味でもあると思います。これも題名だけだと気分良くなりますが、散ってしまった恋の哀しみを歌い上げていて、深みにハマらないよう4ビートで軽快感を出しました。
  12. バラードで歌うことが定番の渋くて大好きな曲ですが、何年か前に初めて練習した時は「難しい!」と思った曲でした。今歌い込むようになって、味わい深く大切に歌っていきたいと考えています。”嫌な風向き”を感じるトーチソング枠には入るのでしょうが、そんな風でも自分の友達にしてしまうような”五感を大切にした自然現象との語り合い”的なところがお気に入りなのかもしれません・・・。
  13. 歌詞の内容からして”古き良き時代”を感じるようなスタンダードナンバーです。20世紀の初めの写真や映画などに使われたりしていた”紙の月”。いかにも作り物のうそっぱちだけれど、憎めない楽しさがあったりする感じです。「そのような嘘でちりばめた安っぽいものでも、私の愛を信じてくれるならそれらは全て本物になるのよ。」と色んなものを例にとって愛の告白をする歌を軽やかなスウィングにのって歌いました。
  14. 私の中では定番になりつつあるボサノヴァが原曲のナンバーです。長い放浪の旅から戻ってきて、これからは腰を落ち着けて自分の居場所を築き上げるんだ、という決意を表した内容の歌詞になっていますが、私はここにおいても人生の流れを見出してしまします。〜生まれてから色々な経験や学びを通して広い世界の真実を知り、やがて確固たる自分を作り上げることができるようになりそしてまた土に還っていく〜という自然の法則を感じます。いつかは原曲のようにゆったりと歌ってみたいと思いますが、今はラテンのリズムで元気さも取り入れて歌うのが好きな曲です。
  15. 昨年の夏過ぎに別れを目の当たりにし、生まれて初めて自分の中の”愛”を認識するようになってからレパートリーに取り入れ、今回は締めのナンバーとして歌わせてもらいました。”I'll be seeing you."はまた会うことを前提に別れ際に投げかける言葉のようです。今は会いたくても会えないけれど、必ず会う時が来るのだから、その間は思い出の詰まった場所や物に触れてしっかりと記憶に刻んでその時を待とう、と歌う歌詞の内容。誰かが誰かのことを想う時、決して色褪せない愛という感情がそこには必ず流れているのだと思います。愛で繋がっていく気持ちを込めて、これからもこの素敵な曲を大切に歌っていきたいです。

 

 

 

 次回は9月29日十五夜の夜に歌う予定です。月に因んだ曲を多くお送りできるようレパートリーを増やしたいと思っています。

 その為にも夏バテしないよう元気一番で頑張ります‼️

 

  

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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