あまり賢くない人は、自分が理解できない事については何でもけなす。
(ラ・ロシュフコー/フランスのモラリスト文学者)
テレビ東京の「家ついて行っていいですか」は中々面白い番組です。
終電を逃した人に、タクシー代を払うから家について行って取材したい、とか
スーパーでお買い物をしている人に、お買い物の代金を払うので家について行きたいという趣旨。
かなりの数の人に声がけして、ほとんど断られているのであろうことは想像出来るが、それでも番組が成り立っているのは、その取材を受けてくれる有り難い人も居るということ。
都内で見つけた初老の男性。自宅は都内の戸建てに一人住まいで、職業は画家とのこと。
「徹子の部屋」に10年間手紙を書き続けたある日、何と!番組に出て下さいと連絡があった。
無名の画家である、が、番組終了後絵の注文が殺到し、その売り上げでその家を買ったとのこと。
何事も貫き通すというのは大事なんだな~と感心しましたが、10年間手紙を送り続けたその無名の画家を呼んだ黒柳徹子さんもなかなか。
同じく、都内で見つけた中年の男性。物腰が柔らかくいかにも紳士という雰囲気。
都内のマンションの部屋を取材すると、仏壇に同年代の男性の遺影と花が供えてある。
かつて、同じ航空会社でパーサーとして働いた仲で、パートナーでもあったという。
病で亡くなったパートナーとの思い出を語る姿には涙しました。
勤労、納税という社会に対する義務を充分に果たした彼に対して、社会(国も)は然るべく報いているのか?
同性愛者や性的違和感を持つ人々に対する社会(国も)の理解は、斜め上に逸れています。
彼ら彼女らの一部の人は本来受けるべきである権利、例えば福祉や税制や‥ を受けていません。
それ以前に、同性愛であるとかトランスジェンダーであるというだけで、謂われの無い差別や不利益を受けています。
男性が女性を好きになるのと同じように、男性が男性を、女性が女性を、もしくは性別に関係無く、他者を好きになることがあって何の不思議があるのでしょうか?
むしろ、そのことに批判的な人達が、何を批判しているのか、それとも何を怖れているのかを知りたいぐらいです。
それは、冒頭にも書きましたが
人は、自分の理解出来ない、知識がないことについては貶す、ということ。
つまり控えめに言って、想像力や脳みそが足りない人には、理解できないということ。
トランスジェンダー(性的違和感)の人の問題についてはもっと深刻です。
この問題は、医学的にかなり解明されていますが、知っている人は少ないのでしょう。
大抵は「心の問題なんでしょ?」程度で終わります。
それでは、あなたの言う「心の問題」とは、どういうことか説明してみてください。
この話題は長くなりますから、また日を改めて書きたいと思います。
















