イデアフォーさん主催の講演会「がん患者なら知っておきたい!整形外科医による骨転移の話」に行ってきました
場所が、こないだ行ったマクロビレストラン ビオクラのビルだった^_^
講師は、大阪府立成人病センターの腫瘍整形外科医 橋本 伸之先生
スライドを混じえての講演はとても勉強になったし、あまりセミナーに行ったり勉強しない私にとっては新しい情報ばかりで、メモを取るのに必死になりました。
転移と聞くと、あまり良いイメージがないのは確か。
私は今日、骨転移は生命を脅かさないということを初めて知りました。
セミナーに参加された方の中には、骨転移をしてから20年経つという方もいらっしゃいました。
とても希望が持てました。
骨転移で怖いのは、骨折と麻痺。
特に麻痺は、動けなくなってから48時間以内に治療を始めれば回復する確率が高いので、日頃から気をつけておく必要があります。
1つ目はバランス能力を知っておくこと。
足のふらつきや歩きにくさを感じたらすぐに病院へ行くこと。
2つ目は痛み。
週から月を追って徐々に悪化する痛みに気をつけ、我慢できるかどうか自分で判断しないこと。
半身不随になってしまうとその障害は一生続き、QOLが下がってしまいます。
人間らしく心地よく、屋外で過ごす時間が奪われてしまわないためにも、体の変調に気をつけ、不安材料は思い切ってどんどん主治医に聞いて言った方が良いとのことでした。
病院での検査は、進行度に合わせた定期的な腫瘍マーカー検査が有効なのだそうです。
後半は、前半の講演を聴いた後みんなが出した質問に、先生が答える形式。
100名余りの参加者の質問を、イデアフォーのスタッフの方が取りまとめてくださり、
本当に細かいところまで、たくさんの質問に答えていただきました。
病院の外で、専門の先生からこんなに丁寧に様々なことをお話しいただけるなんて、本当に幸せなことです。
がんの骨転移は、生命への直接的な影響を生じないため、
他臓器への転移に比べると優先度は低く、専門医制度もないそうです。
まだまだ充分な治療ができていない病院もあるのが現状です。
だからこそ、患者の側から医師へ、不安な症状をどんどん伝えて行く必要があると。
ちょうど月曜が病院で、3カ月ぶりに主治医の診察です。
今日いろんな話を聞けて本当に良かった。
月曜は不安なところをいろいろ訴えてこよう!