指先の活動が注目されやすい
モンテッソーリ教育ですが、
子どもの活動以外にも
大人が押さえておきたい
ポイントがあります。



今回は、おしごとの片付け。
実際に教室であったお話です。




片付け早々に
「葉はケースに入れてね!」
って言いたくなりますね。

このとき私は
〝この子は何で違うところに
 片付けるのかなー?〟

〝このあと、どうするのかなー?〟
って見守っていました。

〝ああ、この子はまず全部のてんとう虫から
 葉を外すのね。

 トレーの中での作業が狭くて
 葉を違うところに置いているのかも。

 このやり方、実は効率いいかも〟


結局、わたしの予想は外れて
彼はケースに移し替えず
片付けを終了としました。


そこでわたしが考えていたことを
伝えてみると
ささっと片付けなおしていました。


もし、最初から口を出したり
片付けた後に「違うからやり直して!」
と伝えるだけだと・・

ありがちなのは
〈途中で片付けをやめてしまう〉
〈話を聞かない〉
といったところでしょうか。

指先は鍛えたかもしれない。

でも、大人が
もう一工夫できると
モンテッソーリで育まれるとされている
「最後までやり抜く力」「協調性」
「秩序を重んじる心」
にもアプローチできると思うのです。




「絵カードは重ねて!」
って言いたくなりますね。

でもこの子は、まず集めて
それから重ねて輪ゴムで
まとめるつもりだったようです。

「重ねて」と大人に言われたら
ぷいっと片付けをやめてしまいました。

普段、彼女は輪ゴムでまとめるのが
とても上手。拗ねるわけです。


小さい子だって自分のやり方がある!
プライドだってあるのですよね。


こうなったら、簡単には
片付けてくれません。


良くなかったことを素直に伝えて
他の片付け方を提案して
選んでもらって
最後に輪ゴムをかけてもらいました。


そうしたら、
何もなかったかのように、
次のおしごとを選んでいました。


子どもって優しくて
柔軟だと思います。


〝命令や指示は苦手だな。
わたしのこと信じて任せてみてよ。
ぼくのこと待ってて〟


そんな優しい子どもの尊厳を
守ってあげたいと思います。



 

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