乳癌の手術した後、イタリアとは思えないほど次々と1週間で以下の4つの癌転移検査してもらえました。
1. 骨シンチグラフィー
2. CT検査
3. 心臓エコグラフィー
4. 血液検査

今日は私の「CT検査」の体験を書きます。
CT検査はもうお馴染みでどんな検査かは皆さんご存知だと思います。
造影剤を体内に流し、それを見ることによって陰影(腫瘍)を突き止めるという検査。。
レントゲンの輪切り式撮影とでもいうのでしょうか。(説明が簡単過ぎる?!😅)

検査室に入ると先ず造影剤を投入するために、血液に針を刺す準備をします。
ここから私の悲劇が始まります。

というのも、私は腕の血管がなかなか見つからないのです。以前はどうにか右腕だったら見つけてくれる看護婦さんもいたのですが、右リンパ節を摘出してからは、右腕に針を刺さないようにと言われています。

左腕に全く血管が見つからないので、早々と手の甲に針を刺されます。
そして生理食塩水を注入してテスト。
そしていよいよCT検査の器械に乗って横になります。
そこで造影剤投入のテストのため、再び生理食塩水を注入するのでが、今回は物凄く早い噴射式投入。
その時、あまりの痛さに悲鳴を上げてしまいました!!
腕の血管に比べ、手の甲のの血管は凄く細い。その細い血管に勢い良く生理食塩水を噴射するんです!
血管が裂けそうな痛さ!!
これは拷問レベル⁉️

その時周りにいた2、3人の看護婦又は技師の人たちは、これは無理ね、という顔。
でその時感じたのは、私を担当している看護婦さん一人がこの場をどうにか対処しなければならない状況になっていること。
他の人は待機です。

看護婦さん、どうする?!

ドキドキしながら横になって待っていたところ、その看護婦さん、左腕の上腕部でどうにか血管に針を刺すことが出来たようです。

再度テスト。
今度は噴射しても大丈夫!
ホッとしたところで造影剤の噴射が始まりました。
CT検査機を頭方向、脚方向に移動しながら、「息を止めてー」「息を吐いてー!」などと録音音声に従いながら息をしていました。

そう言えば検査前に、造影剤が身体を巡って尿失禁したかなと感じるかも知れないけど、感覚だけですから大丈夫ですよー。
と言われていましたが、実際ある瞬間、うん?!🤨と感じた瞬間がありましたー。
でも大丈夫だったです。👍

その後は無事に検査が終了したものの、、
手の甲の痛さは暫く続いていました。泣

手術して間もない時だったので、右腕はあまり動かせず、左手まで痛くて動かせず、、
どちらの腕も動かせない自分が情けなくて
その時何だか涙が出てきて、、
帰りの病院の廊下を歩きながら、
このままこの病院に爆弾でも落ちてしまえばいいのに、、
などと考えてしまいました。

後になって自己分析して思ったんですが、
人間ってやっぱり苦痛によって人格が変わってしまう人もいることに納得しました。。

その後私はクロワッサンを食べてすぐに元気になったのですが。。笑

というわけで、
今から次回のCT検査が怖くてなりません💦