あらゆる感情は思考から生み出される。
ポジティブな感情はそのまま十分味わい尽くして楽しめるけど、ネガティブな感情はそうはいかない。
思考と感情は互いがガッチリ組み合わさった歯車みたいにぐんぐん回って加速していき、そのごっついセットは私の頭に根を深くおろしていく。
でもそのガッチリ歯車を壊してネガティブな感情とおサラバすることができるのだ。
そう、意識は観察するから。
意識って家の壁みたいなものだと思う。
リビングの壁は、家族の団らんも喧嘩もパーティーもすべて見てる。
ただ見てる。
団らんも喧嘩もパーティーも、ただ起きては終わり、また何かが起きる。
それをただ見て、見送る。それだけ。
意識ってそのくらいシンプルなもの。
自分の中に湧き上がったネガティブな感情を観察して、見送るだけ。
観察するということは客観的にそれを見るということ。つまりネガティブの渦に飲み込まれない。
一体になりたいようなポジティブな感情とさっさと見送りたいネガティブなものを、意識が観察すれば、選べるということだ。
とはいえなかなかそう上手く客観的になれないこともある。
私もお金と仕事のなんか特にそうだ。
そんなときはイメージの中で意識の壁紙に近づきすぎたネガティブなものをグイーっと引き離す。どんどん俯瞰する。
それがとっかかりとなって、ネガティブを見送れることも多い。