帰省してから家で何もしておらず、退屈な日々を過ごしています。バイトは担当者が変わったせいか、あまりシフトを入れてもらえず小旅行を断念しました…。最近はこんな感じ…。


しかしこんな日常を面白くしてくれた本に出会えました。


宮部みゆきさんの『火車』です。


簡単なあらすじ

悲惨な過去をもつ女性が周到な戦略を立て、犯罪を犯し、全く別の女性になりすまして生きていたがとある依頼により発覚してしまうことから、休職中の刑事により真相が解き明かされます。


読み終わった今、この表紙に小さく描かれている女性から秘められた孤独と強かさが漂っているように思います。(私はこの女性は喬子だと見ています。)


これは東野圭吾さんの『白夜行』を読んだ時にも思ったのですが、綺麗な人がここまで用意周到で頭がいいともう敵わないなぁと言う感じもしました。笑 

汚い過去を何としてでも、まるでなかったかのように生きていく。そんなところが似てるなと。


犯罪、ましてや殺人はもちろんいけませんが、そうやって必死に生きている人を何処か他人事として見れない…見捨ててはいけない…そんな感情を抱きながら作品に引き込まれました。