日本株今年最大の下落...半導体バブルの崩壊? 2024年4月19日夕回診 | 外科系集中治療医による新NISAの記録

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週末。そして終末...というと言いすぎかもしれないけれども。

 

 

ここしばらく下落している日本株がさらに急降下。一気に37000円台前半へ。

なんでも今年一番の下落であったらしい。

 

 

「半導体関連株の下落」と書いてある。

それは正しいのだが、少々深読みする必要がある

 

AIバブルなどとよく言われているが、ここしばらくの間、半導体企業などのAI関連株は大きく値を上げていた。

実際に株価が下落している半導体関連企業の四季報を見てみると良い。

一般的に割高・割安の指標と言われるPER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)。

これらが他の業種の水準を大幅に上回っている

 

要するに実際の企業の力、稼ぎ出す能力を大きく上回った株価であったのだ。

実際の力よりも課題に評価がなされている状態...そう、バブルである。

 

「半導体関連株の下落」で正しいのだが、大きく値上がりした状態からの下落。

そして、この傾向が続くことを、どうやらバブルの崩壊というらしい。

 

日本株にせよ米国株にせよ、主要指数をけん引してきたのはこれらのAI関連企業である。

なるほど、我々は今、AIバブル崩壊の入り口に立っているのかもしれない

 

中東情勢の不安定化が一因であるのは言うまでもない。

でもそれはトリガー。引き金を引いただけにすぎない。

株価が暴落する素地は既に出来上がっていたのである

 

投機的な傾向が続いていた金融市場。

借金に借金を重ねて膨れ上がったマネーは、高金利の継続によって急速に縮こまりつつある。

そして中東情勢という引き金が、資産家に売りのスタンスを加速させているのである。

 

今宵米国株はどう動くか?

そして週明けの日本株の運命やいかに?