先週は、やたら為替が動いた。落ち着いて夜も眠れない。
株も債券もこれから大きく動きそうである。そんな序章をみているような1週間であった。
休日の投資コラム。今回は株式、債券、為替がそれぞれどのように作用するかについて書いてみようと思う。
まずは下の図を見てほしい。
リスクとリターンについて、それぞれの金融資産の傾向についてまとめたものである。
(みずほ証券のサイトより引用)
預貯金、いわゆるお金が最もリスクが低い。
それに元本が保証された債券・企業が発行する株式と続く。
右上になるほど得られるリターンは大きくなる。その反面お金を失うリスクも大きくなる。
「世界はインフレに傾く」。当ブログでなんども書いてきたフレーズである。
今まで100円で買えていたおにぎりが、130円に値上がりする。
これは自然の摂理であり、企業努力とは関係ない問題なのである。以下過去の記事。
現金で持ち続けるのはローリスクであるが、長期的な視点で考えればどんどん目減りしていくのである。
それが嫌なら稼いだ瞬間に即使ってしまうか、あるいはインフレに強い資産に投資する必要がある。
生命保険会社や年金基金など、顧客からお金を預かりサービスを提供する、いわゆる機関投資家は現金のまま保持しているわけではない。
債券・株式などの金融資産で運用し、自身の利益を保ちつつ顧客にサービスを提供する。当たり前の話ではあるが...。
彼らが動かす莫大なマネーによって、チャートは日々動いている。
顧客のお金を減らすまいと国債などの安全資産ばかり買っていると、自社の利益が少なくなる。
かといって、株式ばかり買っていると、万が一の時に顧客の資産を守れなくなる。
そこのところのバランスを保つことが非常に大切になってくる。
といったところで今回はここまで。
土曜日の夜を楽しんでくださいませ。