昨日の地震 | 水玉日記

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よろしくちゃん!


昨日、北海道で最大震度5強の大きな地震がありました。

地震発生後30分ほどして、原子力規制委員会から携帯にメールが届きました。
(私は「緊急情報メールサービス」というのに登録しています。
http://kinkyu.nsr.go.jp/から誰でも登録できます。)

それによると、

〈北海道・泊原発〉岩内町 震度2、異常なし
〈青森県・東通原発〉東通村 震度5弱、異常なし
〈青森県・六ヶ所村再処理工場〉六ヶ所村 震度3、異常なし
〈宮城県・女川原発〉石巻市 震度3、女川町 震度2、異常なし
〈福島県・福島第一原発〉大熊町 震度2、異常なし


ということでした。

このメールは地震などの際、全国の原子力関連施設の状況を知らせてくれるメールです。
まぁ、状況といっても、「異常なし」しか見たことがないので、
本当に危機的状況になったときに異常を知らせてくれるか、
はたまた何のお知らせもせずにギリギリまで隠蔽するかはわかりません^^;
でも、地震のたびに、日本中のどこに原子力関連施設があるのかを
いちいち調べなくてもいいので便利です。

上で〈青森県・六ヶ所村再処理工場〉だけ太字にしましたが、
ここでは日本全国の原子力発電所から出た「使用済み核燃料」が集められ、
そこからウランとプルトニウムを取り出す「再処理」が行われています。
年間に取り出せるプルトニウムの量は8トンで、これは原爆1,000発分以上と言われています。

材料となる「使用済み核燃料」の最大貯蔵能力は3,000トンですが、
すでに満杯状態で、各地の原発ではどんどん出てくる「使用済み核燃料」を
自分たちの敷地内で管理しています。

つまり、青森県六ヶ所村には膨大な量の「核」があるということです。

福島第一原発が壊れ、周辺に人が住めない地域が生まれました。
茨城、群馬、栃木などの北関東にもホットスポットが点在しています。
しかし青森県の六ヶ所村再処理工場からプルトニウムがバラまかれれば、
「北半球に人が住めなくなる」とさえ言われています。

昨日の地震はそれほど危険な所にも及びました。
日本は、地震のたびに「原発は大丈夫か?!」とみんなが不安にならなければいけない、
そんな国にいつの間にかなっていたのです…。

原発(核)の恐ろしさをわかっていた人たちは、そのために反対運動をしていました。
3.11よりもずっと前からです。