ついに「源氏物語掛軸」が完成しました‼️


 8月から習いに行き、月2回の作業。
しかもけっこう難しいのをいきなり始めたので😅とにかくあたふたしまくりでした。



 源氏物語「鈴虫」の場面です。



 寝そべりながら扇に和歌を書く源氏。



 隣にいるのは源氏の正妻で、出家した
女三の宮。
 出家したから、髪が短く尼削ぎに描かれています。



 脇には女房(侍女)。



 右上には蓮が咲く池。



 御簾と廊下。



 几帳。



 この几帳と、雲はきらきら光ってきれいです。








 これ、元はメルカリに出ていた風呂敷です❗下差し

 
 
 何と500円❗!Σ( ̄□ ̄;)
 「ちりめん」と書いてありますが、実質は何ちゃって縮緬です。縮緬風に作られた化繊です。

 メルカリを始めて間もない頃に見つけ、もう大興奮でした‼️




 下差しこれは私の私物の源氏画集ですが



 下差しここに同じ絵が掲載されています。



 場面の解説です。



 描かれたのは桃山時代。
 描いた絵師は土佐光吉。
 京都国立博物館所蔵のようです。




 周囲の生地は、不要な着物をほどきました。
 この、はんなりした色が絵の雰囲気に合うと思ったので。




 掛け紐はこの色。
 先生が合いそうなのをいくつか見繕ってくださいましたが、その中からこちらを選びました。



 この生地に合ってるでしょ❓💗💗💗



 「一文字」は白地に金色の雲の柄の金襴。



 下差しこの金色の、少し見えてるラインは
「斜子(ななこ)テープ」と言うそうで。
 初めて知りました。表装に良く使われる材料だそうです。ブレードがわりに、カルトナージュでも使えます。



 軸先は、黒地に金の唐草模様❗
 これしかないでしょう‼️



 そして初心者にも関わらず、どうしても作りたかったこれ❗
 「風帯(ふうたい)」❗


 風帯自身を作るのは、押し絵と似たような感じだったので😁割りと簡単にできたのですが💦
 上差し苦労したのはこの下部分の糸結び❗
何度教えられてもできない~~~(涙)😢
 しかしめちゃくちゃ時間をかけて🤣何とか出来ました。ほとんど先生がしてくれたけど💦



 
 東大寺の瓦に、造花の椿を入れて掛軸の下に置いてみました。



 当たり前ですが、本物の東大寺瓦ではありません。レプリカです。
 水を入れれば生花も活けられます。





 この風呂敷、最初は上下にカットしてカルトナージュ貝桶にしようかとも考えたのですが、やはり切るのは忍びなく、

 「額装するより表装だ❗」と考え、大切に保管しておきました。


 だってこんなの、そうそう手に入る代物やないですもん❗




 あ~見てるだけで幸せ💖💖💖💖💖💖



 たとえ500円の化繊の風呂敷が元であっても、私の宝物です‼️



 あたふたしてばかりの生徒に、根気よく指導してくださった、いつも明るい笑顔の先生に心から感謝申し上げます。
 ほんに私は果報者💖