紫と白だけの襲ねです。
こちらも、爪掛け式。
蓋を反対にすれば、また表情が変わります。
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本体サイドも、微妙に違います。
内側も、紫と白だけで統一しました。
主に金襴生地を使用していますが、
ちょっとだけ、遊び心で紫のグログランリボンを使いました。
アップで御覧ください。
こちらには、グログランリボンと、薄い紫色の綿生地、そしてちょっとベージュっぽい絹のシーツを使いました。
「紫と白」という組み合わせは、源氏物語で明石の君に贈られた、この上ない高貴で典雅な色の組み合わせで
紫の上が心の中で密かに嫉妬する「衣配り」の場面があります。
私のイメージとしては、紫と白は藤壺の宮に相応しい色なのではないかと思うのですが💦
実は意外なことに、源氏物語中では藤壺の宮の衣装の色柄については一切描かれていないのです。
誰が、どんな色の、どんな組み合わせの衣装を着ているかが、くどいくらいに詳しく描写されている源氏物語。
しかし、超重要人物である藤壺の宮の衣装については全く描かれていない。
それは、却ってそれだけ藤壺の宮という人が特別な登場人物であるということを示しています。
大和和紀さんの名作漫画「あさきゆめみし」には、そこまで描かれていませんが、来年の大河ドラマ理解のために、お持ちの方は改めて読んでみられてはいかがでしょうか。
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