10月30~31日の山村塾週末イベントは…
カモさばき!!

合鴨農法で使用した
鴨たちですが
また来年新しい子供の鴨が入ってきて
数が多くなってしまうので
鴨40羽にお疲れ様でしたを言い
今年も無事においしいお米を収穫できたことに感謝し
鴨をおいしくいただきます。

まずイベントが始まって
鴨供養。(お米や塩、小魚を食べます)
そして
そのあとすぐ鴨を1人1羽しめることに。

方法は2種類あるらしく
胸をおさえての圧迫死か
頭に釘を打つか
です。

山村塾の代表である
農家の椿原さんは
圧迫死の方が1番やさしい方法とのこと

みんなに鴨の命を感じてほしいと言っていました。

まずはお手本で
3分くらい胸を強くおさえていると
鴨は死んでいきました。

ほんとにやりたくなかった。
でもこんな機会は二度とないと思うし
いくらかわいそうと言っても
今まで生きてきた中でたくさんの肉を食べてきたし
自分の命はたくさんの動物の犠牲の上にあって
これが自然の原理なんだと思う。

だから、やりました。

鴨を受け取った瞬間
すごく生きてるって感じた。

ごめんね、ありがとう、おつかれさま
って繰り返した。

みんな1羽はやりましたが
参加者の2人は
圧迫死はひどすぎるって言ってやりませんでした。
一発で殺した方が優しいって言ってた。

正直どっちが優しい方法なのかは
わからない。
でも私は今回のこのイベントの目的としては
椿原さんが言ってたように
命を感じて感謝することだと思う。
もし一瞬にして死んでしまったら
命の重みを感じられなかったかもしれない。
うーでもむずかしすぎてわかりません。

でも自分の手でやってしまったことが
すごくショックでした。
だからこそ
これから食べ物に感謝して
残さず大切に食べようと思います。

やっぱり
私は生きているんじゃなくて
この大地、空、海があって
それが生み出した動物たちがいて
この自然環境があって
今生かされているんだと思う。

私は生きようと思って生きているんじゃない
最初から生かされているんだと。


そのあとは
機械で羽をとり、
取り切れなかった羽をみんなで取り、
2日目にはみんなでさばきました。

骨も食べたし
心臓、肝臓、砂肝もお刺身でおいしくいただきました。

鴨たち本当にありがとう
おいしいお米のために働いてくれてありがとう
本当におつかれさまでした
鴨の命をいただいて
今日も私は生かされてます!