*乳がんの闘病日記の続きです。ちょっと過去のことを思い出して書いています。

4/18/2011

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メキシコに発つ1日前にオンコロジストのL先生の診断がありました。オンコロジストのL先生とは手術の前に一度お会いして話をしたのですが(そのことを記事にするのを忘れてました汗)、そのときにオンコタイプDXの結果次第で抗がん剤をするかしないか決めるとのことを言われていました。

オンコタイプDX検査とは、ER(エストロゲン・レセプター)陽性、リンパ節転移陰性の乳がん患者に対して、再発に関連する21個の遺伝子から治療法ごとに再発リスクが計算され、再発スコアとして報告される検査です。

日本ではまだ保険適用外の様ですが、アメリカでは90%の医療保険(公的または民間医療保険)で適用されるているそうです。

私の場合は、病院が対象者はすべてこの検査を適用するみたいで、私の方から検査をするように頼んだ訳でもありませんでした。自己負担はゼロでした。

オンコタイプDX検査についてオンコタイプDXのサイトより引用。

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オンコタイプDX検査とは?

オンコタイプDX検査は、一定の基準を満たした乳がんと診断された女性に対して、一人ひとりの乳がんの状態を知るうえで重要な検査です。他の情報と共に、オンコタイプDX検査の結果は、乳がんの患者さんと主治医の先生が術後の治療計画を決めるのにあたり、化学療法を行うべきか否かを判断するうえで役立ちます。また、将来、がんが再発(遠隔転移・再発)する可能性についても情報を提供してくれる検査です。

オンコタイプDX検査は、女性の乳がん細胞にある21種類の遺伝子(がん関連遺伝子16種類、対照遺伝子5種類)を解析し、その発現の仕方や活性度を調べます。検査結果は再発スコア(0から100までの連続 した数値)として報告されます。再発スコアは、乳がんがどのくらいの確率で再発する可能性があるかを示すと同時に、ホルモン療法に化学療法を加えることで患者さんにどれだけの効果が得られるかを示します。

オンコタイプDX検査は、これまで医師が乳がんの再発を予測するうえで参考にしてきた従来の指標(がんの大きさ、がんの悪性度、リンパ節転移の有無)に加えて、患者さんにとってより適切な治療法を選択するために、さらに参考となる情報を提供します。

オンコタイプDXの対象者:

チェック(透過) 初めて乳がんと診断された患者さんで、主治医の先生と術後の化学療法を受けるかどうかを相談・検討している方。

チェック(透過) ステージⅠまたはⅡの浸潤性乳がんと診断された患者さん。

チェック(透過) エストロゲンレセプター陽性(ER+)の乳がんの患者さん。

チェック(透過) リンパ節転移が無い(陰性)の乳がんの患者さん。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

結果は再発スコアとして表示されます。
低リスク:0~17
中間リスク:18~30
高リスク:31以上

なのでスコアは低ければ低いほどよいということになります。

低リスクの場合は抗がん剤をやらずにホルモン療法のみになります。高リスクの場合は、ホルモン療法に加えてほぼ確実に抗がん剤を追加。中間リスクの場合は、オンコロジストと話し合って決めるというような流れが多いようです。

この日も旦那に付き添われてL先生のところに行ったのですが、朝からかなり緊張してしまいました。「抗がん剤はやらないなくて良いならそれに越したことはないけど、やらなきゃならないならそれはしょうがないよね、生きるため!」と自分に何度も言い聞かせました。

診察室に現れたL先生は旦那がどうやら気に入ったようで、旦那を見るなり冗談を飛ばしてました。叫び

オンコタイプDXの結果の入った封筒をおもむろに渡され、「スコア低いよ。抗がん剤はなしね」といわれました。うひっ

封筒をあけて見てみると、スコアは12。低リスクです!xunxunxun

photo:01


10年後の(遠隔)再発率は8%。これはホルモン療法を5年続けると想定した場合です。

旦那と抱き合って喜びました。これで安心してメキシコ旅行に行けることになったのでした。メキシコ

ちなみにその日はタモキシフェンを100日分処方されて、次の日から飲みはじめました。


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