沖縄差別構造を黙認する人が腐れナイチャーの筈 | 北海道沖縄ニ地域居住生活

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久々に政治ネタですが、昨今の安倍政権とその同調者や支持者らの、不道徳な振る舞いが目立つ昨今ですので、今回はガッツリ言わせていただきます。

 

さて今夏に奥さんと、札幌市男女共同参画センターで、オスプレイや米軍の海兵隊の訓練などのドキュメンタリーをみて来ました。

 

これはそのときもらったパンフレットです。

 

今回の悲しくも痛ましい事件は戦場ではなく、普通の一般社会の日常で起きた事件であり、軍隊の持つ凶暴性や暴力性は一度訓練を受け、実際に戦場に派兵されると、一生悪夢のようについて回ると断言して差し支えないのでしょう。

 

海兵隊に入るのは基本的に家が裕福ではない、中流以下の階層の人たちです。

 

特に海兵隊は、一撃で人を殺せる訓練を受けているのです。

 

アメリカでも上流な人達は多くがフレンドリーで常識人なのですが、階層が分断された下方は、その貧しい育ち故に虐待やネグレストなどを生む確率が高まる為に、生育過程において人間性や人格迄も悪い方に変えてしまう訳で、やはり日本では考えられない程の格差は非常に大きな問題です。

 

この加害者も育ちに多くの問題を抱えていたようです。

 

今回の凶悪極まりない事件の被害になられた娘さんとそのご両親に対して、あらためて深く深く哀悼の意を表したいと思います。

 

土曜日の琉球新報は読みごたえがあります。

 

総合面に掲載される佐藤優の『ウチナー評論』はもう10年くらい連載しているのではないか?

 

最近は生活面に掲載される岸政彦の『沖縄を探して』も愛読しています。

それというのも岸政彦は前から知っており、その本は読んでいたからということもあります。

 

読んだ本は『断片的なものの社会学』といって聞き取りをライフワークにしている著者らしい視点で、沖縄のことも出てくるのでお勧めです。

今日の内容は、辺野古の埋め立てが進む大浦湾で海上保安官が『腐れナイチャー』という言葉を反対派に対して投げ返たという話。

 

それにしても私のようなヤマトンチュからみると、どう考えてもヤマトの言いなりの奴隷になっているとしか思えないウチナンチュもそれなりに存在するわけです。

 

この海上保安官などはその典型ですし、沖縄県警察官などにも同様の人は多いのでしょう。

 

そういう連中は、自分たちが現状を肯定するだけでは収まらず、明らかに差別されている沖縄の現状を変えようと沖縄の為に一生懸命な人たちの邪魔まで平気で行うことのできる『腐れウチナンチュ』だという意識を持った方がいいのではないか?と思ったりもします。

 

そもそも著しい基地荷重の沖縄で、更に海を埋め立てて巨大な外国の海兵隊の基地を造ることに加担しているほうが心根が腐っていることは言うまでもないことなのですから。

 

本来の腐れナイチャーというのは、沖縄に無関心だったり基地荷重を黙認している人達を指すべき言葉でなければ変です。

 

海兵隊の基地である普天間もどうしようもない状態ですが、最近はF35Aを配備した嘉手納基地周辺の想像を絶するような爆音や騒音もとんでもないことになっています。

 

とっくに未亡人製造機といわれる欠陥機オスプレイだけが問題ではなくなっているのです。

 

最近では基準値3倍の飲酒死亡事故まで起こしており、もはや親しい隣人どころかいつ牙を剥くかわからない恐るべき隣人である事は明白。

 

そしてもはや海兵隊の基地を移転や撤去したところで、嘉手納がある限り根本的解決にはほど遠いわけで、それでもなお沖縄の負担軽減を着実に進めるとか、笑止千万なことを言って恥じない安倍官邸の劣化ぶりはどうしようもありません。

 

いくら官僚ではなく官邸主導といっても、その官邸そのものが腐っているのであれば手の打ちようがありませんね。

 

問題の根底ともいえる地位協定ですら、運用の改善でお茶を濁すしかないアメリカへの自民党の隷属ぶり。

 

外相の河野太郎もかつては日米地位協定の抜本改定を求める議員連盟の役員までしていたのが、完全にトーンダウンしました。

 

そうでなければ大臣にもなれず出世も出来ない訳です。

外相は12月2日に来沖して翁長知事と会談しましたが、当然のことながら前向きの話は一切ありません。

 

それより驚いたのが『在日米軍の力を借りて米軍の子と地域の子が英語で一緒に学べる学校をつくりたい』と言ったことです。

 

それも基地に反対している市町村である名護や那覇の市長は招待されず浦添や宜野湾などの容認派の8市町だけを招いたえげつない昼食会にはもっとびっくりしました。

 

出席した市長らは、『逆に基地があるからこそ沖縄の子はみんな英語がしゃべれるとなればよいと思った』など一定の盛り上がりを見せたらしいですが、ほんとに呆れ果てた話です。

 

日米地位協定で特権的に君臨している絶対君主の子と、基地という汚物を強制的に押し付けられている沖縄の子が仲良く一緒に学ぶ??

 

基地で町おこしが出来ると真面目に思っている招致された市町村長の浅はかさに、腐れウチナンチュの神髄を見た思いが致しました。

 

さてアメリカに媚びを売る政党でないと政権を持てず、そうでない政治家は地検特捜部などが、国策捜査などで影響力を持ち得なくしてしまう現状はやはり異常でしょう。

 

絶対に自分の国では出来ない数々の人権無視行為を、沖縄だと平気でやって恥じない米軍の人権意識はどうなっているのでしょう。

 

同じ敗戦国であるイタリアにも米軍基地はありますが、イタリアの自主性は約束されており、沖縄の様に現地の人を踏み躙るような運用をしているところは他に存在しません。

 

ある意味人種差別に他なりませんし、それを見て見ぬふりをしている腐った日本人の存在も現状維持に拍車を掛けているのです。

 

そして中国の脅威を絶対的な拠り所にしている、つまり金科玉条にしている連中の主張もファンタジーとしか思えないのが痛々しい限り。

 

沖縄が混乱していた時代ならいざ知らず、今更沖縄が中国になるとかありえない話です。

 

そもそも今の時代、その居住住民の支持なくしては占領や占拠など不可能であることを忘れているのが、幸福の科学とかそういったいかがわしい連中のフアンタジーたる所以であり、しょせんカルトに過ぎません。

 

にもかかわらずそういう連中は沖縄から全基地撤去とか辺野古新基地に反対すると中国の回し者とか、向こうの工作員だとか、お話にならないようなレッテル貼りを投げかけるしか能がないので、これも何とも痛々しい限り。

 

もうすっかりヤマトに組み込まれ、言葉も日本語、年金も医療保険も介護保険も日本の制度になっているものを、そういう制度が欠落している中国にいまさら帰依したいなどと考えている沖縄の人はほぼ皆無です。

 

沖縄の人は命どぅ宝であると同時に、お金も同じくらい大切だと考えている人も多いのですから。

 

勿論何らかの形での独立を考えている人は一定数存在はしますが、せいぜい自己自決権、つまり沖縄のことは沖縄で決めたい、そういう権利を獲得したいという程度。

 

本物の独立や琉球王国の再建を考えている人はほぼ存在しないというのが住んでみての実感ですから。

 

アホな右翼や幸福の科学などの卑劣なフアンタジーに惑わされないように。

 

沖縄からすべての基地が撤去される日まで、一人一人が自分のやれる限りの形で意思表示をして頑張りましょう。

 

行動が苦手な人はカンパや本を買うなりという形で。

行動力がある人はそれなりに。

 

何もやらないという人は、せめて沖縄が好きでヤマトから来た人に、腐れウチナンチュだと指を指されないよう、邪魔だけはするな!ということです。

 

なお今日の琉球新報に、月刊Hanadaという笑止千万な安倍応援団全員集合雑誌の広告が掲載されていました。

 

明らかな人格異常が疑われる百田尚樹を筆頭に、安倍のヨイショ本を書いてすっかり取り込まれた山口敬之という、魂の殺人たる強姦をした犯罪容疑者が自分の顔写真まで載せて、相変わらずの安倍ヨイショ記事を書いているようです。

 

こういう広告を載せるのは公序良俗に反するのではないでしょうか?

琉球新報の広告掲載基準に疑念を持たざるを得ません。

 

安倍政権というのは、自分たちをヨイショしてくれる人たちには、手厚いもてなしをします。

 

例えば国税庁長官に大出世した佐川宣寿とか、女性の憧れの国ともいえるイタリア大使館の1等書記官に栄転した谷査恵子とか。

 

佐川君は明らかな褒美だし、谷さんに至っては昭恵夫人付の秘書官として真実を知り得る立場ながら、官邸の意向を忖度して無言を貫いたことへの論功行賞で口封じのための海外赴任ですから。

 

こういう方達は、公務員は国民全体の奉仕者であるという大前提を忘れ、官邸の奉仕者を貫いた事で、出世と引き換えに大きな人生の汚点を残したと言えるでしょう。

 

日本という国は今までそれなりの矜持があった国だと思うのですが、安倍政権ではここまでやるか?こんな露骨なことをよくやるな?ということだらけです。

 

つまり道徳とまったくかけ離れた、上に立つ人の都合に下が隷従することが良いことという儒教的価値観に汚染された連中と断言してよいのではないでしょうか。

 

このような腐った政権ですから、こういった雑誌も政治資金で大量購入して発行を支えている可能性は非常に高いと思います。

 

事実色々な政権ヨイショ本を大量購入していましたし、彼らの一種の工作活動の一つでしょう。

 

最近では、朝日新聞が抗議文書を送った書籍『徹底検証「森友・加計事件」 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(小川榮太郎著・飛鳥新社刊)を、自民党が大量に購入していたことが分かった。

 
11月24日発売の写真週刊誌『フライデー』によると、17日ごろ自民党所属の国会議員のもとに1冊、自民党の各都道府県連支部に100冊ずつ送られてきたという。

 

それにしても良くもここまであからさまなデマ本を書けるものです。

この小川榮太郎というのも安倍の友達の一人なんですから呆れてものもいえません。

 

ちなみに月刊Hanadaも飛鳥新社ですが、私は前からこの出版社の本は買わないようにしています。

 

こんなバカ雑誌を買う人はあまりいませんので、広告の見出しを読んでもらうことで目的は達せされるわけです。

 

これがまともな雑誌と言えますか?

 

これは完全に政権のプロパガンダ宣伝ビラなのですから、日本も韓国や北朝鮮や中国を笑えない国になりつつあるのでしょう。

 

それより山口敬之は隠れていないで出てきて釈明すべき。

魂の殺人犯容疑者に隠れ家を与えている連中は誰だ?

 

追記

 

 ちなみに琉球新報社にはこの雑誌の広告掲載は問題だという主旨の申し入れをしました。

安倍応援団総動員によるデマやへイトだらけの不道徳極まりない宣伝ビラは、公序良俗に反するというのがその理由です。

 

掲載するなら意見広告とでもすればいいのです。

 

それにしてもこんな雑誌モドキに洗脳されると、豊かな人生とは程遠いゴミ溜めのような人生を歩むことになりますので、賢者は決して近づかないことです。