『札幌演劇シーズン』で札幌が演劇の街になればいい | 北海道沖縄ニ地域居住生活

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札幌では冬と夏の年2回、それぞれ一ヶ月くらいの期間で『札幌演劇シーズン』という演劇をやっています。

演目は札幌で生まれた名作といいますか定評のあるものばかりです。

札幌演劇シーズンHP
http://s-e-season.com/

つまり、あまり演劇に興味や関心がなかった層を引き入れることのできる、魅力のある演目を揃えたところが魅力ですし、過去に見逃したものや、もう一度また観たいなどというリクエストにも応えることが出来ます。

料金は一回3000円なのですが、色々な割引制度もあり、最大千円引き程度で見ることも可能です。

ちなみに私は日時に縛られることが苦手なので、予約などをせず当日の開始時間前に、嫁さんと二人もしくは一人でふらっと行って観ることばかりです。

その場合も前回みたチケットを持参すると2500円で観ることが出来ます。

私は閉所恐怖症というかその手のものがあるので、座る場所は出来るだけすぐ出れるように、出口に近い後ろ側や横に席がない端のほうに座ることが多いです。

決して前の方やど真ん中には座りません。笑

そして飛行機に乗った時と同じように、ワイパックスを経口投与してからというパターン。
この薬ですが、水なしですぐ口の中で溶けるということがわかりとても重宝しています。

本当はもっとゆったりとした椅子や、前後両隣との距離がもっと空いた空間で観たいです。
どうしても演劇をするホールは狭く、飛行機でいえばエコノミークラスだけしかありません。

もうすこしお金を出しても良いから、それなりのシートがあればいいなあと思いますし、飲食をしながら観ることができても良いではないかと思います。

気分が悪くても、急にトイレに行きたくなっても、外に出にくい雰囲気がありますから、そこら辺ももっとルーズで良いのではと思ったりします。

もっと演劇が盛んになれば、そのような願いが叶えられる日もそう遠くはないかもしれません。
特に冬は屋内で過ごすことが多い札幌であれば、なおさらベストマッチではないですか。

ところで一昨日の14時から、現在公演中の劇団千年王国『ローザ・ルクセンブルグ』を観ました。

日曜日だったこともあると思うのですが、満員でキャンセル待ちになってしまい、それも20番なのでもしかしてダメか?と思ったのですが、なんとか観ることが出来ました。

この劇ですが、演出・ダンス・構成・歌・生演奏や主演女優を務める4人などなど。。。。。ほぼ完璧です。

素晴らしい劇でした。

おまけに来るまで知らなかったのですが、劇終了後に対談までありました。

対談したのは、劇団千年王国の代表者である橋口幸絵さんという方と元朝日新聞のお偉いさんで現在は作家の外岡秀俊さんでした。

外岡さんはニューヨーク滞在中に職場の近くのブロードウェイで、何百本も舞台や演劇をみたということで中々中身の濃い対談でした。

話の中で印象に残ったのは、

飲酒しながら劇を観るのもあって良い(橋口)
NYではレストランの給仕係が役者さんで給仕しながら演じたり踊ったりする(外岡)
演劇は寒いところに相応しいので札幌で根付いてほしい(外岡)

札幌でも狸小路二丁目にあったこじんまりしたデパート?が閉店になり、次に何が入るかと思ったら、ベガスベガスというパチンコだったり、中心地の広大な敷地に何が出来るかと思えば、やっぱりパチンコだったり、もう狭い立地だとコンビニくらいなもんです。

小じんまりとしながらも座り心地のよい上質な椅子があるような小劇場が、店子として入居するような文化水準の札幌になって欲しいと強く思います。

もはやパチンコも日本に根付いた文化などという人もいますが、パチンコやパチスロで3000円無くなるのは一瞬でしょう。(私は全くやらないので詳細は不明)

演劇なら一回、映画なら二回愉しめます。

そんなこんなで一人でも多くの人が、パチンコやパチスロという一種の底辺ビジネスの悪癖から目覚めることを願うばかりです。

それにしても札幌は、現市長の上田文雄という人が、文化芸術にかなりの見識を持った人ですので、3期で勇退された後もこの路線が確実に引き継がれることを強く願うものです。




さて、札幌地下歩行空間の話しなどを。

地下歩行空間の札幌駅に割と近いところに日本生命札幌ビルがあり、モスバーガーやサンドイッチのサブウェイなどが入店していて、その店舗の前にテーブルと椅子があります。

ここにただ携帯をいじっている人が座っていたり、本を読んでいたり、ずっと寝ているような人までいて案外塞がっていることが多いです。

店舗で買ったものをそこで食べようと思っても空いていないわけです。

そこに座っている人が、店舗で買ったものを食べるのに利用しているのであればそれは仕方ないことなのですが、そうではない人が多すぎるのです。

沖縄に行ったときにやはりスターバックスがあって、店舗の前に椅子やテーブルが置いておりました。

店が開店するまでは主として沖縄のおじぃやおばぁが座っていたりしますが、開店後はちゃんとみんなどこかに行ってしまいます。

結構ルーズというかゆるい沖縄でも当然といえば当然で、ちゃんとマナーを守っていることに好感を持ち安心しました。

札幌地下歩行空間のあの場所の場合どうなのでしょう?

店舗が閉まっているのであればまったく問題ありませんが、現実に開店して営業している店の真ん前に、利用者ではない人が平気で座るという行為を見ると、ちょっと心がわざわざしてしまいます。

休憩したり座ったりする椅子などは、他の場所に多くはないですがそれなりにあるのですから。

ただ、店舗利用者のための椅子とテーブルなのか、通行者は誰でも利用できる椅子とテーブルなのか、微妙といいますかちょっとわかりにくいような気もするので、良いとか悪いとか安易に断定は出来ないこともまた事実ではあります。