今日は私のこと
時間を作ってコツコツ続けていたピアノの練習
中学3年生でやめてしまったピアノを、また習い始めて今年で3年
発表会にでることになりました
思い切って始めたピアノ教室
その時の気持ちがここに書いてあります
興味がある方は、読んでみてね
どーでもえーわ!時間ない!な人は次すすんでね
練習自体は、新鮮で楽しくて、
でもピアノの鳴り方も硬くて、
指も、開かないし、動かないし、覚えられないし、
できると思っていたことが出来ない自分に歳を感じ、がっかりし、
でも、少しずつ、弾けるようになると嬉しくて。。。
見様見真似で表情の付け方を学び、
自分が、感じるままに、自然体で続けていたら
指も開くし、早く動けるようになり、
先生から
「音にも変化が出てきたよ、自然体で、柔らかくなったね」
と言われるようになりました
その違いは、私自身も感じていたこと
最初のころは、
ちゃんと、上手くひかなくちゃ
練習の成果を、しっかり見せなくちゃ
といつも緊張していた
そして、
とっても恥ずかしいのだけど
心の奥底で
不登校の子供を持つ親ですが、私は私でやりたいことやってます。キラキラ幸せですから!
不幸じゃないですから〜
みたいな?
誰も何もいってこないのに、
一人で勝手にそう思い込んで、鎧をかぶっていました
毎年、先生に発表会にでたら?
と言われていたのに、
発表会近くの月になると、
なぜか、
やる気が失せてくる
練習に、行きたくなくなる
という、そういう状況が続いていました
本当に無意識で!
カッコ悪いけれど、
かな~り、背伸びしておりました
そんな時を経て、今年3年目
身体も心も、同時進行で、
マイペースに練習楽しくできています
そんな時
泣けるほど、素敵な曲に巡り会えました
シューベルト
即興曲 op90-3
初めて聴いたとき、あまりにもせつなくて、悲しくて、優しい旋律に感動して
「あ、これは聴く専門だわ」
と思っていましたが、
「そんなに好きなら弾けばいいのに」
と、言われて、練習を始めたところ
テンポは遅いけど、弾けてくるように
今度は
「この曲をあのホールで弾けたら素敵だろうな」
と思うようになり、
そして、何だかんだいって出てしまうことになりました
人見知りで、人付き合いが苦手。天才的な音楽の才能を生まれながらにもっていたシューベルト。31歳の若さでこの世を去った偉大な作曲家。
歌曲の王と呼ばれ、魔王や、野ばら、冬の旅などがとても有名ですが、
素晴らしいピアノ曲も沢山残されています
梅毒という病に冒されて、日に日に弱って、
確実に死に向かうなかで、
どんなにか孤独であったか
こんなはずではなかった
もっともっと音楽をつくりつづけていきたいのに
きっと、自分の運命を呪わずにはいられなかったのではないでしょうか
絶望感、寂寥感を感じさせる曲が多いです
晩年には、沢山の名曲が作られ
この曲もその一つ
♭が6つもある変ロ長調で始まる穏やかで優しい曲調は、途中短調になり、暗く悲しい旋律に。最終は、長調に戻り、消えるように静かに終わります
苦しくもがきながらも、
最後は、自分の宿命として、
静かに受け入れたのでしょうか
本人じゃないから、わからんけども、シューベルトさんが生きていたら、インタビューしてみたい
今の生きづらさを抱える人たちの生き方に
当てはめて妄想するのもよし、
ただ、美しい曲だと思って聴くもよし、
愛する人を思いながら聴くもよし、
涙で浄化するもよし、
聴いてみてほしい曲の1つです
フジコ・ヘミングさんによる演奏がありました
彼女の生き様が、そのまま曲にあらわれていて、素晴らしいです