世にも不思議な物語 -2ページ目

世にも不思議な物語

湧き出るアイデアの映像を、小説に。
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カバーラン -アダム・ヒューズ カバーアートコレクション at DCコミックス- (DC C.../パイインターナショナル

¥3,675
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アメコミのカバーは、実に手が込んでいて、美しい。勿論、カバーだけではなく中の絵もすごいので、表紙詐欺ではない。

この本は、アメコミ界でも有名なカバーイラストレーターのアダム・ヒューズの画集。

この人は、女性キャラを描かせたら右に出る者はいないと言うほど、実に魅力的に描いてくれる。表紙のキャットウーマンや、ワンダーウーマンなどは、案外この人のイラストのイメージの影響が大きいのではないか。

アメコミの画の工程としては、
・ペンシラーによる下書き(これだけで凄い)
・インカーによるペン入れ(ここから分業制と言うアメコミの世界)
・カラリストによる色塗り
と言うものがあるが、この人は全部人部でやってしまうため、目指す世界観がつかみやすいし、実験的なアプローチも見ることができて、非常に楽しい。
ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NE.../小学館集英社プロダクション

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70年以上の歴史をもつ、DCコミックのヒーロー、そして世界観。当然、膨大な数にのぼり、出版社内のキャラクターは世界観を共有するため、相関図も複雑になり、初心者にとっては入りづらいものに。
もちろん、世界観の統一や微調整は何度か会ったのだが、今回行われた『リランチ』は空前絶後。何しろ、発行されていた雑誌をすべて打ち切り、キャラクターの設定を現代向きにアレンジし、改めて52のタイトルの雑誌に振り分けて再起動すると言う大がかりなもの。そのため、最古参のスーパーマンやバットマンは、1939年デビューではなく、2011年デビューと設定が新たになる徹底ぶりだ。

そのリランチの要になるのが、この『ジャスティスリーグ』。いわゆるヒーロー連合軍なのだが、これを起点にそれぞれのヒーローの活躍を個別タイトルの雑誌で展開したりする出発地点である。ストーリーも、それぞれのヒーローが初対面となっており、初心者にもやさしい内容になっており、絵やコマ割も典型的なアメコミと言うよりは、日本の漫画の影響も感じる構成である。

アメコミのため若干値は張るのだが、これを読むと日本の漫画には大してアドバンテージはないのではないかという思いが、心をよぎる。

ちなみに、キャラの変化を個人的に上げると、

スーパーマン……熱くなりやすく、前より実生活とのギャップが激しすぎる。義理の両親も死亡しているせいか、精神的に脆くなった。
バットマン……相変わらずの用心深さだが、仲間の弱点だけではなく長所もちゃんと見極める余裕。並行世界の父から貰った手紙が心の支えになるなど、ちょっとだけ異常性が薄まった?
ワンダーウーマン……世間知らずの姉ちゃん。至る所に火種をまく無自覚なトラブルメーカーだが、戦闘力は相変わらず。コスチュームに関して、かなり問題になった人。一線を保ってきたスーパーマンとの関係が……
グリーンランタン……あまり変わらない。きつい言葉をぶつけ合っていたバットマンとは、意外と理解しあえるぐらいにはなった。
アクアマン……アトランティスの王だが、バットマンいわく『不在に等しい』と言われるほど、その血筋から来る立場の不安定さ。JLが本業ではないかと言うほど、メンバーと一緒にいる。戦いになると、かなり荒っぽくなる。何故か、OVAでハブられる悲劇に見舞われる。
ザ・フラッシュ……世界改変の原因の一人。実は、旧世界から移行してきているため、その記憶もいくらか引き継いでいる。一番人間味があり、常識人と言っていい。
サイボーグ……かつては、ティーンタイタンズ所属のサイドキックも、いまやジャスティスリーグの創設メンバーと言うとんでもない出世ぶり。いわゆる改造人間だが超有能。最年少ながら、知力体力ともに重要な役職。
超弦理論と言うものがある。

『この世界を構成する物質の極小単位はひもである』、『ひもの共鳴の幅で、素粒子が決まる』、『この世界は十一次元のうち、時間を加えた四次元で構成され、残りは圧縮された状態である』、『ひものふり幅の違いで並行世界が存在し、その接触がビックバンや分岐点となりえる』、『重力だけが、この膜の世界・ブレーンワールドを移行できる』……


よくわからないが、こういうことだと考えている。



リングシリーズの現時点での最新作では、どうやら超弦理論が見え隠れしている。何故、貞子が呪いや超能力、死と復活を可能にできるのか?輪廻転生を津杖kている高山はいったい何なのか?旧作の結末と新シリーズの違いは、どこから発生したのか?『根本から、解釈を間違っていた』と言うループ界の構造の正体は?どうも、この超弦理論を用いると、すっきりと解決するのだ。
ウルトラシリーズでは、マルチバースを泡宇宙で定義している。ノアとゼロが移動するのは、膨張をつづける宇宙同士の隙間である。ゴーオンジャーでは、今取り上げたブレーンワールドである。異世界が接触することで、あの世界は動き出す。ディケイドは、選択されなかった世界がリイマジの世界なので、dautger univers、起こりえる可能性の世界と言える。

X-MENの新作では、ミュータントが管理・弾圧される未来を変えるため、ウルヴァリンが過去に送り込まれる。しかし、精神の実が送り込まれるのは、精神や魂といったものが、すべてを削ぎ落した重力の存在と定義しているのだろう。ウルヴァリンが送り込まれるのは、不死に近い肉体をもっているので、どの世界でも生き残れる特異点になりえるからではないか?


この世は仮想世界だという思想から、超弦理論への発展。第一作からずっと読んでいる人間にとって、ここまで話が飛躍するとは思わなかった。
『ダークナイト』の下敷きになった作品。

バットマンが戦うのは狂人に近い犯罪者である。この作品は、その犯罪と戦うバットマンの姿をさらに色濃くし、マフィアの資金洗浄を阻んだり、連続殺人犯を追って推理を巡らせたりと、クライムファイターだけではない、探偵としての姿も描かれる。そして、ここからゴッサムシティは、怪人が跋扈する終わらないハロウィーンに入っていき、バットマンはその終わりを信じて戦い続ける。

派手な色合いとタッチで想像されることの多いアメコミだが、ダークな世界が舞台のバットマンは、絵も落ち着いていて、台詞も深みがあり、たくさんのヒントが散りばめられたノワールに仕上がっている。
アメコミに初めて入る人には、最良の作品かもしれない。






考えうる限りでの、大団円と言っておきたいし、してあげたい。


と言うのも、作者がプロットをほとんど考えた上での小説家だったらしく、決して独自の展開ではないからだ。

エターナルで行われる太陽系再生も、メーテルがしょっちゅう言う『時の環の接する所』というものをきちんと踏まえているし、世界観の上では整合性は取れている。

大風呂敷を広げて畳みきれない作者の気質は、ストーリー以上にキャラクターへの愛が深すぎ、誰も殺したくないし、みんなに見せ場を上げたい結果、蛇足を増やして整合性を犠牲にせざるを得ないのだろう。それでも、終盤に鉄郎のピンチに駆けつける人は、あっと驚くあの人物なので、そこは燃えてしまう。劇場版の延長でなければできない展開。

009同様、作者が衰えぬ創作意欲とは裏腹に、『終点・あの世』に確実に近づいているため、漫画での完結は全く期待できない(できるなら、web版で頓挫しない)。プロットができているなら、ですティニー以降の話を続けて完結してほしいのだが。アンドロメダ編だって、三つの終わり方があるのだから。



完成前に、作者が『終着駅あの世』に到着するのではないかと諦めていた銀河鉄道999。どうやら、サイボーグ009同様、小説と言う形で完結させるようだ。

エターナル編は、中編映画とコミックで展開されているが、今回の小説版では少し違いがみられる。

・劇場版999の流れを継いでいるようで、鉄郎がかなり大人っぽく、前以上に有名人になっている。
・コミック版での大テクノロジアで行われた大幅改造や補強がなく、999は完全な強化をされないままの旅を強いられる。
・『始発駅・運命』には立ち寄らずにエターナルに向かい、レイアとは通信だけでしか会わない。ちなみに、ここで銀河鉄道は完全な株式会社で、その上合議制だったことが明らかに。筆頭株主とはいえ、アンドロメダは随分と好き勝手やってくれたし、レイアはよく大人しくしていたものだ。修羅なのに。
・割とどうでもいいが、ミー君はいない
・ハーロック、、エメラルダス、ヤマト、まほろば、ヴァルキリーだけでなく、ガミラスやデスラーまで出てくる。ニーベルングンの指環関連も出てくるので、神々も巻き込まれていく。クロスオーバーではなく、シェアワールドというくくりのようだ。
・メタノイドは完全に敵で、機械化人もかなりの勢力を残している


コミック版のホタルミナまでの流れはすべてなかったことになっている。と言うより、小説は小説なりの展開でと言う方針なのだろう。コミック、映画、TVでそれぞれ異なった結末を迎えたアンドロメダ編と一緒だ。
問題は、映像版に関しては声優陣の高齢化、コミックに関しては作者の年齢とやる気に大きな支障がある。999の本線は、どうやらこの小説になりそうだ。

メーテルレジェンドや、宇宙交響詩メーテル、銀河鉄道物語なんてやっている暇なんかなかったんだよ……。石ノ森章太郎みたいに、構想ノートを残して、誰か他の漫画家に引き継いでくれていいよ。


読んだよ……

ひでえ……。
ストーリーじゃなくて、文章が小説としての最低限の基準を満たしていない。ネットのSSの方がすごい作品があると本気で思った。
意味のない改行の連発。「~た」が何行も続く。あまりにも安易な擬音語の使用。

趣味で小説を書いているから、こういうのをどうしても気にしてしまう。プロットも、前日譚はまだ読めたが、段々テンションが下がり、最初から最後までまとわりついていた必然性のない軽薄さに呑まれていく。

結局、作者の米村正ニの限界なのだろう。プロットの甘さとそこからの展開の飛躍の不足。アニメでも似た様な事があるし、設定を緩くしてしまう所もある。案の定という感じで、悪い意味で期待を裏切らなかった。

デザインは好きだし、4話までは興奮して見ていたので、すごく歯がゆい仮面ライダーだった。否定はしたくないのに……



石ノ森章太郎のライフワークであるサイボーグ009が、構想通りに2012年に完結。


マンガだったものを小説として表現する。これを本人ではなく、小説家でもない息子の小野寺丈が引き継いだわけだから、父と作品の名の重さに苦労したはずだ。

もう、感想は読んだ人にしか分からないし、言ってもわからない。ただ、平成第二期の仮面ライダーに多くの人が物足りなさを感じているが、その何かが表現されている気がしてならない。

人としての肉体も、生活も、夢も、未来をなくし、サイボーグである現実を突きつけることになる様な敵との過酷な戦い。何一つ得ることはない。それでも彼らは、「誰のために、何のために」と言う命題と向き合いながら、いつも人のために戦い続ける。そして、神々と戦い、神のごとき力を持っても、人に寄り添う。

             終わらせなければ始まらない

               ならば、始まるのは一体……!?
$世にも不思議な物語


久々に。衣装は前々から欲しかったやつを購入。姐さん、似合ってるよ。