ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NE.../小学館集英社プロダクション

¥2,100
Amazon.co.jp
70年以上の歴史をもつ、DCコミックのヒーロー、そして世界観。当然、膨大な数にのぼり、出版社内のキャラクターは世界観を共有するため、相関図も複雑になり、初心者にとっては入りづらいものに。
もちろん、世界観の統一や微調整は何度か会ったのだが、今回行われた『リランチ』は空前絶後。何しろ、発行されていた雑誌をすべて打ち切り、キャラクターの設定を現代向きにアレンジし、改めて52のタイトルの雑誌に振り分けて再起動すると言う大がかりなもの。そのため、最古参のスーパーマンやバットマンは、1939年デビューではなく、2011年デビューと設定が新たになる徹底ぶりだ。
そのリランチの要になるのが、この『ジャスティスリーグ』。いわゆるヒーロー連合軍なのだが、これを起点にそれぞれのヒーローの活躍を個別タイトルの雑誌で展開したりする出発地点である。ストーリーも、それぞれのヒーローが初対面となっており、初心者にもやさしい内容になっており、絵やコマ割も典型的なアメコミと言うよりは、日本の漫画の影響も感じる構成である。
アメコミのため若干値は張るのだが、これを読むと日本の漫画には大してアドバンテージはないのではないかという思いが、心をよぎる。
ちなみに、キャラの変化を個人的に上げると、
スーパーマン……熱くなりやすく、前より実生活とのギャップが激しすぎる。義理の両親も死亡しているせいか、精神的に脆くなった。
バットマン……相変わらずの用心深さだが、仲間の弱点だけではなく長所もちゃんと見極める余裕。並行世界の父から貰った手紙が心の支えになるなど、ちょっとだけ異常性が薄まった?
ワンダーウーマン……世間知らずの姉ちゃん。至る所に火種をまく無自覚なトラブルメーカーだが、戦闘力は相変わらず。コスチュームに関して、かなり問題になった人。一線を保ってきたスーパーマンとの関係が……
グリーンランタン……あまり変わらない。きつい言葉をぶつけ合っていたバットマンとは、意外と理解しあえるぐらいにはなった。
アクアマン……アトランティスの王だが、バットマンいわく『不在に等しい』と言われるほど、その血筋から来る立場の不安定さ。JLが本業ではないかと言うほど、メンバーと一緒にいる。戦いになると、かなり荒っぽくなる。何故か、OVAでハブられる悲劇に見舞われる。
ザ・フラッシュ……世界改変の原因の一人。実は、旧世界から移行してきているため、その記憶もいくらか引き継いでいる。一番人間味があり、常識人と言っていい。
サイボーグ……かつては、ティーンタイタンズ所属のサイドキックも、いまやジャスティスリーグの創設メンバーと言うとんでもない出世ぶり。いわゆる改造人間だが超有能。最年少ながら、知力体力ともに重要な役職。