ぼくの愛するあなたへ。
どうか すこしでもみなさんの心に届きますように
ボクがここに来て、どれだけの時間がたったのでしょう
ここに来てからのボクは、魂が抜けてしまったように心にポッカリと穴が空いてしまいました
人間はここに連れて来られたボクたちのことを、「かわいそう」だと言います
でも、ボクにはその意味がよくわかりません
ボクには、これから先ボクたちにどんな運命が待っているのかわからない
「処分」という意味がよくわからないのです
ただ、わかるのは、大好きな「あなた」に会えなくなったということ
ボクには何よりもそれが一番辛いのです
ボクは今でも「あなた」のことが大好きです
だって、「あなた」は
ボクにおいしいごはんをくれた
ボクと一緒に散歩してくれた
ボクをやさしい腕で抱きしめてくれた
ボクに笑いかけてくれた
そして、、、ボクにステキな「名前」をつけてくれた
あなたがボクの「名前」を呼びながら笑いかけてくれることが、ボクにとっての一番の幸せでした
ここに来てからのボクには、あのステキな「名前」はなくなりました
ボクはただの「犬」になったのです
人間はそんな「あなた」のことをひどい人だと言います
でも、もし今「あなた」が迎えに来てくれたら、ボクはしっぽをちぎれるくらい振って、喜ぶでしょう
だって、ボクたちは、恨んだり、憎んだりする気持ちを持っていない生きものだから
本当は、今すぐ「あなた」に迎えに来てほしい
また「あなた」と一緒に暮らしたい
でも、その願いが叶わないのなら、、、
「あなた」にひとつだけお願いがあります
どうか。。。
どうか。。。
もう二度と。。。
ボクの仲間をここに連れて来ないでください
だから、、 お願い
転載元 Toypoodle MARRON
内容を少し変えさせていただきました