身内だけど… | 旦那さんは天国に単身赴任中

旦那さんは天国に単身赴任中

ドライブ好きな旦那さんとワンコのお出かけや家族の日常を書いていたのですが…
2017年1月4日に旦那さんが肺がんであることがわかり、しかもステージ4。そして、たった9ヶ月で旅立ってしまいました。
時々、涙する事もあるけど、明るく楽しく元気に生きてます。

先週、実家に行った時に

 

「来週、墓参りに行くけど田舎どうする?行く?それとも姉ちゃんちで待ってる?」

 

「行かない。待ってる。」

 

「気が変わるかもしれないけど、もしかしたら頼むね。」

 

田舎とは父の実家。

 

うちは、実家と田舎の中間あたりにあるので、弟はお盆はうちと田舎をハシゴする。

 

 

 

父は三男だけど、兄たちよりも先に亡くなった。

 

その後、長兄夫婦、次兄が亡くなったけど、母は弟と一緒に田舎に行っていた。

 

でも2年前に次兄の奥さんが亡くなり、従姉夫婦に代が移ってからは行かなくなった。

 

 

話し相手がいなくなったというのもあるけど、その頃から少し認知症の症状は出ていた。

 

まだシッカリしている時もあるので、そんな姿を見られたくないという気持ちもあると思う。

 

 

 

そして今朝、父のお墓参りをしてから、我家のお墓参りをして弟に連れられて母が来た。

 

母と夢(実家のワンコ)を置いて、弟は田舎へ行った。

 

 

午後に孫たちも来て、母は楽しそうにしていた。

 

一緒にテレビを観ながらおしゃべりをする母は、以前の“母”のままでボケているようには思えない。

 

 

ただ…

 

「お母さんのお母さんの名前は何ていうの?」

 

一瞬考えて…

 

「むら」と答えた。

 

 

「カタカナ?ひらがな?」と聞くと

「何だったけかな…」

 

 

やっぱりボケてる…

 

 

 

「お父さんの両親の名前は?」

「…」

 

「わからない?」

「知らない…」

 

 

母方の祖母は母が中学卒業する前に、父方の祖母は父が6歳ごろ、祖父はその数年後に亡くなっているので会ったことがない。

 

父方の祖父母に関しては写真もないので顔もわからない。

 

父は自分の事はあまり話さなかったので、母はボケて覚えていないのではなく本当に知らないのかも…

 

 

 

 

午後3時過ぎ、従姉がくれた野菜をたくさん抱えて弟が戻ってきた。

 

 

すると母はすぐにトイレに行った。

帰りたいんだな…

 

弟が座っても母はしばらく立っていたけど、諦めて座った。

 

 

1時間くらい休んで

 

「帰るか…」

 

母はすぐにバッグを持ち、立ち上がった。

 

「自分の家が一番だから…」と苦笑い。

 

楽しそうにしてたけど、弟が迎えに来てくれるのを待ってたんだろうな。

 

 

 

身内だけど、母にとって私は家族じゃないんだなって感じた。

 

 

母の家族は弟だけ…

 

 

隣に長女が住んでるけど、私にとっても長女は家族とは違う気がする。

私の家族は長男だけ。

 

 

淋しいけど仕方ないよね…

 

 

 

って、ちょっと感傷的になったけど…

 

 

 

 

!勘弁してよ!むかっむかっむかっむかっむかっ

 

 

ラグマットにタラータラータラー

 

水飲んでゲホッて吐いた!

 

 

そして、そして、オシッコまで…ガーンムカムカガーンムカムカガーンムカムカ

 

 

 

 

モコも実家の玄関マットにウ〇チしたり、カーペットにオシッコしたことがあるから仕方ないか…

 

 

お相子だなタラー