理不尽だな… | 旦那さんは天国に単身赴任中

旦那さんは天国に単身赴任中

ドライブ好きな旦那さんとワンコのお出かけや家族の日常を書いていたのですが…
2017年1月4日に旦那さんが肺がんであることがわかり、しかもステージ4。そして、たった9ヶ月で旅立ってしまいました。
時々、涙する事もあるけど、明るく楽しく元気に生きてます。

モコの散歩の時に、近所に住んでいる旦那さんの同級生のお宅の前を時々通ります。

その方は夕方になると、よく庭でゴルフの素振りをしています。煙草をくわえながら…。

タバコを吸いながら庭を眺めている時もあります。

いずれにせよ喫煙者です。

そして昔から酒癖が悪いそうで、旦那さんが言うには地元の人は一緒には飲まないそうです。

その方はたまに赤い顔をしている事もあり、ご機嫌で挨拶をしてくれるので今もお酒を飲んでいると思います。

 

大酒のみで食事にも全然気を使わないで、暴飲暴食をして不健康な暮らしをしているのに元気で長生きな人っていますよね。

別にお酒や喫煙、暴飲暴食が悪いって言いたいわけじゃなく、それは個人個人の考えや嗜好なのでいいのですが…。

なんか理不尽だなと…えー

 

うちの旦那さんもタバコを吸っていましたが、26年前に止めました。

お酒も大酒飲みで、パニック症になりドクターストップがかかった63歳まで飲まない日はありませんでした。

若い時はウィスキーや焼酎を飲んでいましたが、50代になってからは、缶チューハイ→ビール→日本酒でした。

けっこうな量を毎日飲んでました。

旦那さん「酒が飲めないなら死んだ方がましだ!」と言う人で、体調が悪くても夜になると飲んでましたふっ

 

パニック症が良くなるとまた少し飲むようになりましたが、その後C型肝炎ウイルスが見つかってからは1滴も飲んでません。

ずっとノンアルコール飲料でした。

 

旦那さん「治療が終わたっら俺、何が飲みたいと思う?」

私「日本酒?」

旦那さん「違う、ハイボール」

その頃よくテレビでハイボールのCMをやっていて、美味しそうに見えたそうです。

 

C型肝炎ウイルスが見つかってから、治療を始めるまで3年かかりました。

医師「来年に新薬が出るから」

次の年もその次の年も…。

その間、旦那さんは毎月、大学病院に通い血液検査を受け、時々超音波検査も受けていました。

 

やっと新薬で治療を開始してウイルスが完全に消えました。

 

私「ハイボール買ってこようか?」

旦那さん「いや、いい…飲み始めたらまたいっぱい飲むようになるかもしれないからやめとく。

て言うか、飲みたくないんだよ。」

私「えっ?そうなんだ…」

パニック症の時は、少し体調が良くなったら飲みたくて飲みたくてうるさいくらいだったのにビクーッ

結局ずっとノンアルコール飲料で晩酌してました。

 

クラス会に行って友人に勧められても飲みませんでした。

 

後になってみれば、その時はもう癌に侵されていたんだと思います。

 

旦那さんはお酒を飲まなくなってから少しは食事にも気をつけるようになり、夕食だけですがベジファーストを実践してました。

 

若い時は無茶苦茶だったけど、晩年は気をつけてたのにな…

 

 

 

 

今日、長男とテレビを観ている時に

私「この人、オトンと同じ歳だよね。」

すると、長男がボソッと「この人が死ねば良かったのに…」

私「えーっ!なんてこと言うのショック

長男「じゃあ、ここにオトンの命とこの人の命があって、どっち取るかって言ったら?」

私「そりゃあオトンだけど…」

長男「でしょ!

私「う~ん…やれやれ

 

長男は時々ビックリする様な発言をしますase

 

ビックリしたけど、長男なりの父親に対する想いというか、悲しみや寂しさを抱えているんだろうなと感じました。

発言は「ちょっと…」だけど、想っていてくれてるのが嬉しかったうる~ん