受験シーズンもそろそろ終わりに近づいてきています。
迷っていて、そろそろ決めなくては…という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
闘病中のお子さんの進路について、息子の経験を元に、私が思っている事を少し書いてみたいと思います。
全日制高校
闘病中のお子さんの高校進学を考えたときに、やはり一番に思うことは、「果たして全日制高校へ通えるのだろうか」という事ではないかと思います。
コロナ禍を経て、以前よりオンライン授業という選択肢が広まったようですが、それでも全日制高校の場合は、欠席日数が足かせとなる場合が多いようです。
お子さんが闘病中の方のブログを拝見すると、体調が悪いけれど無理して登校しなければ留年してしまう、という状況のお子さんも多いようです。
息子の高校受験
息子は通信制高校に進学しましたが、実は全日制高校の受験も経験しています。
私立を2校、そして本命の県立高校も1校、受験しました。
当時、息子は全く中学にも通えていない状況だったので、受験先の高校にお願いして、私が車で送迎して受験しました。
私立の2校は、体調が悪いながらに、どうにか受験日程をこなすことができました。
しかし本命の県立高校受験の際は、試験の間、座っている事もつらくて、残念ながら途中リタイアとなってしまいました。
その時に体調の悪さを痛感したことで、当時の息子の体調では全日制高校に通学するのは難しいと本人も自覚し、通信制高校進学へと気持ちは傾いたようです。
通信制高校について
最近の通信制高校は、全日制高校とは異なる魅力のある学校が増えてきています。
一昔前なら、働きながら学ぶ苦学生が通うイメージだったかもしれませんが、今はかなり様変わりしてきています。
スポーツ選手など学校以外の時間を有意義に使いたい人や、留学をしたい人、普通科では学ばないような特色のある学びをしたい人などなど…
通信制高校は「レポート」と呼ばれる課題提出と、「スクーリング」と呼ばれる最低限の登校日をクリアできれば、3年間で卒業できるような仕組みになっています。
登校日数は、最低限に抑える事もできますが、全日制高校のように週5日通うコースが選べる学校もあります。
通信制高校を検討する場合には
学校によって用意されているコースなども様々なので、通信制高校に入学もしくは編入したいとお考えの方は、ぜひ一度、その学校を訪れて話を聞いてみてくださいね。
通信制高校の場合、年度の途中から編入してくる人も多いようです。
単位が足りなくて留年しそうな場合も、全日制高校と通信制高校は単位の仕組みが異なるため、早めに通信制高校へ相談して編入する事で、3年間で卒業できる事もあるようです。
最後に
息子は高校進学時から通信制高校にしましたが、療養するには良い環境でした。
高校の3年間をしっかり療養に充てられたお陰で、大学からは普通に毎日通える体調になれました。
息子の場合、無理して悪化させる事もなく、じっくりと腰を据えて療養する事ができる通信制高校を選んだのは、大正解だったんだと思います。
闘病中のお子さんをお持ちで、全日制高校に毎日通えるか不安に思っている方は、療養するにはオススメの環境なので、ぜひ通信制高校のことを調べてみてくださいね。
参考になりそうなリンクを貼っておきます。
合同説明会は、私も以前行った事がありますが、通信制高校の仕組みの説明会があったり、最寄りの通信制高校の担当者のブースがあって色々と話を聞けて良かったので参考にしてくださいね。
通信制高校ナビ
通信制高校・サポート校 合同相談会