山王病院の高橋先生のブログを久しぶりに見たところ、硬膜外気体注入療法が山王病院でも(自費で)できるようになったそうです。


硬膜外の圧力を何らかの形で上昇させると(硬膜外加圧)、髄液圧と硬膜外の圧格差が減少し、髄液吸収量が減ずるという説があるそうです。

ブラッドパッチ、生食パッチも、硬膜外加圧療法の一つなんだそうです。

そして最近では、硬膜外に気体を注入する「硬膜外気体注入療法」が硬膜外加圧療法の一つとして注目されているそうです。


私も硬膜外気体注入療法について気になり、実際に硬膜外気体注入療法を娘さんがおこなっているという、こむずくさんのブログを以前こちらのブログでもご紹介しました。


硬膜外気体注入療法の詳細については、以下のサイトをご覧ください。


対象疾患は、慢性疲労症候群、起立性調節障害、子宮頸癌ワクチン副反応(HANS)、線維筋痛症、自律神経失調症(過敏性腸症候群、多汗症)、新型コロナウィルス感染後遺症といったものが、挙げられていました。

今までは、脳脊髄液減少症の治療法といえば「ブラッドパッチ」でしたが、今後は「硬膜外気体注入療法」も選択肢の1つとなっていくのかもしれませんね。