陶磁器フェスタへ
元居た部署の方から陶器フェスタの招待状を頂きました。毎年小倉で開催されているイベントで去年も招待状をその方から頂いたのに、体調が超悪い時と重なって行くのを断念しました。今年こそはぜひ行きたいと思っていて、今日出かけてきました。三連休の最終日、盛況でしたよ。全国の窯元さんやバイヤーさんが参加されていて色んな所の焼き物を見ることができて楽しい時間でした。でも今のご時世で陶器は売れているのだろうかと思いました。100円ショップでそれなりの食器も揃うし、難しい業界の一つだろうなって思いながら見てまわりました。欲しい可愛い柄のお茶碗を買おうかなと考えながら次から次へとお店を見て回っていたらお店の場所がわからなくなり、巡りあうことはできませんでしたとさ。亡くなった母の家を整理している時に膨大な量の食器を処分したんです。妹とどうしても捨てられない思い入れのあるものは持ち帰りましたが、それ以上にあった食器類を処分するのに心がきつくてね。あれ以来物を買うことに物凄く罪悪感があって、管理できない量を持つことはダメだと思ってしまいます。母は専業主婦だったので家の中や身の回りを充実させたい人でした。着物、洋服、バッグ、趣味の折り紙やスケッチブック、色鉛筆、自分で作った小物を工夫してあちこちに飾ってました。植物も好きだったのでたくさんの鉢植えも所有してました。食器類も昔のお重や大皿やお食い初めの一式も取ってましたね。裁縫道具や布類、こんなものまでと途方に暮れる生活に関係のない物、物がそこらかしこから出てくる恐怖。一軒家から市営住宅に移る時、かなりの物を処分したはずなのにまた増えていたのです。一軒家から引っ越すとき仏壇も捨てました。作法もなにもせずに捨ててました。うちには母の家から持ってきたものが結構まだあります。当時は捨てるに忍びない物を選んで持って帰りましたが、いまは少しずつ処分しています。新品のバッグ類などは職場の同僚に使うか聞いてかなりの数を差し上げました。物を捨てるのはとてもしんどい作業でした。あれをまた子どもにさせたくないので体と頭が動くうちにどんどん処分して行かないと。でも陶器フェスタは見て回るだけでも目の保養になりましたし、楽しい時間でした。