朝ドラ「あんぱん」終わりましたね。といっても、毎回きちっと見たわけではないのですが、最後だけはしっかり見ました
向田邦子さんがモデル?
文春オンラインにて特集されている『あんぱん』にて脚本家の中園ミホさんの記事が出ていました。読んでみると、ドラマに登場する蘭子のモデルは向田邦子さんだったそうです。
あれ?たしか、向田さんは、やなせさんとはお知り合いだったはず…。
前に読んだ「やなせたかしの生涯」にも向田さんとのエピソードがあったのです。やなせさんは数々の有名人とお知り合いでした。立川談志さん、手塚治虫さん、サンリオ創始者の辻信太郎さん(妻夫木聡氏演じる八木のモデルです)。本当にちょこちょこしか見ていなかったので、最終週のメッセージカードで八木さんがサンリオの創始者の辻さんだと気づきました💦
そんな有名人の知り合いがまだまだたくさんいらっしゃいます、と聞くと
そんな超有名人は、ただの知り合いもたくさんいるでしょ?
と思われるかもしれませんが、ただの知り合いではないのです、仕事を頼まれる仲だったのです!
有名になられる前からの知り合いも多く、向田邦子さんもその1人。向田さんとは彼女が映画雑誌の編集者であるときに出会い、彼女が脚本家になるきっかけでもあったそうです。
中園さんも登場していた?
そして、脚本の中園ミホさん自身もやなせさんとは知り合いだったそうです。文集オンラインには詳しく書いていますので、そちらを読んでいただければと思いますが、
「あれ、このエピソード、もしや…?」
と思ったら、やはり、彼女とやなせさんとのエピソードもドラマに忍ばせていたらしい。彼女のシーンはバッチリ見ていました! 妙に記憶に残るシーンでしたが、中園さん自身の想いも入っていたからでしょうね
何者のでもない?
記事の中で一番印象深かったのは、『のぶは「何者にもなれなかった女性」だった…』というタイトル文の言葉です。
えー、それ言っちゃうのか…
そもそも、私の夫も何者かといえるのか?と考えると笑い話なのですが、『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』を見ていると、主人公は男ばかり。感動する一方で、男は主人公でいいなぁ、と虚しくなってしまったことがありました。
夫が主人公で、妻は影で支える―
この構図、昭和の時代のみならず、今でも、子育てとの両立で女性のキャリアは制限されたり、仕事を優先させるにも葛藤があったり…。
しかし、最近の若い子は共働き当たり前。結婚してもお互いの収入も知らないことが常識になりつつあるのだとか。女性の自立が当たり前となるのは喜ばしいことですが、一方でまだまだ出産や子育ての負担は女性に多くのしかかっている…。娘世代もそれはそれで不安ではあります
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中園さんまでお知り合いだったという、やなせたかしさんの人脈のすごさと、変わっていく女性の生き方を考えさせられた記事でした
ドラマよりもドラマなやなせさんの人生。梯さんの文章は小説のように読みやすくておすすめです↓↓
ドラマにあったエピソードも出てくるのでリンクして楽しめます。
↓前に書いた「やなせたかしの生涯」の感想とか。