ぺこが8歳ぐらいの時のこと。
主人と3人で散歩に出かけました。オータムフェスティバルといって
この時期にどこから湧いてくるのかというぐらい人が集まってきます。![]()
普段は静かな城下町。その日も人、人、ひと。
ゆっくりとお散歩してると、一人のご婦人が目の前に現れました。
”キャバリアですよね?” ”はい!そうです”
ぺこはルビーだから、いつもダックスに間違えられるし、
”この犬何て名前?”
”キャバリアです”
”キャ・・キャブ??えっ?難しい名前やなぁ”
本当はもっとややこしんじゃ!キャバリア・キングチャールズ・スパニエルやぞ!
と心の中で叫んだものでした。
その後夫人はぺこの前にひざまずき、”撫でてもいいですか・”とおっしゃいました。
”はい!全然大丈夫です。おとなしいので・・・”
そのご婦人は、ぺこを一生懸命撫でながら突然泣き始めました。![]()
”少し前にキャバリアを亡くしたんです。悲しくて悲しくて、まさかキャバリアちゃんに会えるとは
思ってもみませんでした。ありがとうございます!。
主人はあの子がいなくなってから元気がなくなってしまって”と少し前のほうで立ち止まっているご主人を
指さされました。
振り返ると、ご主人はこちらに来たそうな感じで、でも行けないようなそぶりで
ぺこをちらっと見ただけで、うつむかれました。
ご婦人は何度もお礼を言われて、ご主人と一緒に歩いていかれました。
あの時のお二人のお気持ちは今の私には痛いほどわかります。

