父が長い闘病生活から解放され旅立ちました。
最後に入院している時は苦しい表情しか見ることが
できず、一刻も早く旅立たせてほしいと思っていました。
実際に息を引き取り「これで楽になった」とホッとして、
悲しい気持ちになることはありませんでした。
ところが葬儀場に搬送し、横たわる姿を見ていたら、
今までの記憶がいろいろと蘇ってきました。
見事なまでに忘れていた記憶達です。
いろんなところに連れて行ってもらったり、自分を
守ってくれていたりと、そういうことを思い出すと
悲しみが襲ってくるんですね。
介護をしていて、自分の生活パターンを乱されてしまい
イラついてあたったり文句を言ったりしていましたが、
なんでこのことを思い出さなかったのだろう。。。
思い出していたらもっと優しくできただろうにと、ただ
ただ後悔するばかりです。
ひどい子供だったなぁと今更思ったところで、時すでに遅
しなんですけどね。。。
今ではただただ感謝の 「ありがとう」 という気持ちで
いっぱいです。
あちら側の世界で穏やかに安らかに過ごしてくれていると
信じています。
新東京病院というところに入院していたのですが、そこの
主治医の先生、看護師の方たちが本当によくしてくれて、
この病院で良かったなぁと思っています。
主治医の先生は休みなのに呼び出されたりして、大変な目
に合わされているのに、お見送りの際には家族よりも長い
時間礼をしてくれていて、非常にありがたかったです。