室内環境測定の落とし穴 | ポリテクセンター関東 | ビル設備サービス科 - 平成24年10月期生

ポリテクセンター関東 | ビル設備サービス科 - 平成24年10月期生

修了後から始まるビルメン修業を語るブログ。思い出6ヶ月間を振り返りながら、修行現場をご報告。同窓生からのコメントも待っています

ビル管理の中で定期的に行われる検査や測定は多くありますが、
その中には、室内の環境測定というのがあります。

2ヶ月に1回、それぞれの室内で、次のような測定を行います。

1 浮遊粉じんの量 0.15 mg/m3以下
2 一酸化炭素の含有率 100万分の10以下(=10 ppm以下)
3 二酸化炭素の含有率 100万分の1000以下(=1000 ppm以下)
4 温度  17℃以上28℃以下
5 相対湿度 40%以上70%以下
6 気流 0.5 m/秒以下
7 ホルムアルデヒドの量 0.1 mg/m3以下(=0.08 ppm以下)

勿論、現場によっては、この全部をしない場所もあります。

これらの測定ですが、暑い夏とか寒い冬などは、空調をガンガン効かせるので、
簡単に測定ができるのですが、

昨日や今日みたいに、いい天気の晴れで空気が乾燥して涼しい日は測定が大変です。

まず、湿度が40%に届かない場所が意外とあるんですよ!

既に空調は暖房から冷房に切り替わっているので空調の温水ポンプは稼動していないし、
加湿機も止まっていたりして、湿度を調整することが難しく、
そこに来て、季節的に乾燥して弱い冷房で涼しくなった室内の湿度は思いの外低いんですよ。


だから、湿度が低すぎて何度も測りなおしたり、測定場所を変えたりして
なかなか作業がすすまなくて、、、、、、、

高層のオフィスビルの場合、測定する場所も膨大なので、冷や汗がとまりません。

とにかく、今日も疲れました。