中央監視盤(ビルオートメーションシステム)について、
ビルオートメーションシステムとは、中央監視盤装置とも言われ
空調機器、電力機器、照明機器、動力機器、セキュリティ管理等を
システムで管理するもので、どこの大型ビルでも導入されているシステムです。
メーカーとしては、業界1位が 国産のアズビル(旧 山武)で、
2位が海外のジョンソンコントロールズです。
その他、東芝、東光電気(東京電力グループ)、横河電機やパナソニックESエンジニアリング、三菱電機ビルテクノサービスなどの製品もあるみたいですが、
基本は、アズビルとジョンソンコントロールズが市場を独占しています。
市場規模は、年間2100システムから2500システムくらいの小さな市場です。
安定的な市場ですが大きく成長する市場でもないので、2大メジャーの
寡占状態が続く硬直性の塊みたいな分野です。
確かに、微妙に知的所有権が絡む分野かも知れませんが。
まあ、そういったこともあり、とりあえずアズビルとジョンソンコントロールだけ
触れば、どこでも通用します。
正直、自分の現場にもジョンソンコントロールズとアズビルの監視システムがありますが、
どちらも見た目もメニュー体系も基本的には同じです。
違いが出るほど、頭がいいシステムでもなければ、全然ユーザーインターフェイスが優れたものではありませんので、ご安心下さい。
今まで、金融やシステムの世界で働いていたものとしては、優れものと先輩から言われる割には「えっ!これのどこが、これしか出来ないのに?」と思う程のシステムです。
自分の若かりし頃の90年代のシステムを見ているように感じました。
そういったこともあり、画面に慣れるまで多少大変かも知れませんが、慣れれば使いこなすのは簡単だと思います。
勿論、
ポリテクにも、アズビルの中央監視システムの実習機がありますので、多分修了直前に勉強します。
(正直、実習機があるのは、結構恵まれていると思います)
ポリテクの講義を受けている時は、実習機が古く感じて、これで大丈夫かな?と少し不安に思いましたが、現場に立って思うのは、見た目のハードウエアーの新しさこそ違いますが、機能的には、ポリテクの実習機とさほど変わりませんのでご安心下さい。
個々の機器制御のやり方がほんの少しだけ進化しているだけです。