四コマのニコマ目でオチてしまった話 | ぽりてくStyle.

四コマのニコマ目でオチてしまった話

この前駅のホームで、マンガ並の出来事が起こった。


電車がホームについた瞬間、いっせいに乗客は階段を駆け上がる。それもものすごい勢いで。


ある男性も、両手に荷物を持ったまま、勢いよく階段を駆け上がった。


すると階段を上まで駆け上がったのだが、目の前には乗り越し清算に向かうおばあちゃんが。


「うわぁぁぁ~」


といいながら、足がけつまずいたのか、こけた。


両手が荷物でふさがっているために、顔面から床に叩きつけられた。


その瞬間・・・


歯が飛んだ。


口から。


どうみてもあれは歯だった。


痛々しいが、あんなんマンガでも、できすぎた「オチ」がこんな間近で、こんなにはやくやってくるなんて、思ってもいなかった。


「大丈夫ですか?」


と声をかける人もいたが、ラッシュ時であったため、人がどんどんと改札口へとなだれ込む。


駅員もそこは放置である。


一緒にいた人も確かに歯が吹っ飛んだのを確認していた。


あの歯はどこの歯だったんだろう?


2、3本は抜けていた。


1本は見たやつ、もう一本は清算機の下へ、もう一本はおばあちゃんの分。


確実に前歯やろ?


差し歯、いや八重歯や。だってとがってたもん。


たぶんあれは奥歯やって。歯のくぼみが見えたから。


口の中で「ディープインパクト」が起こってたから、絶対親知らずが抜けたんやって。


あの大きさからしてあれはどう考えても乳歯だ。


・・・すべてがみんなの妄想に近いが、それぐらい盛り上がれる事件だった。確かにかなり痛そうで、一時は騒然としたが、かなり衝撃的な経験だった。


さすがに「3本抜けた」というのは言い過ぎやで!


という話の中から帰りに、清算機の下を二人で確認しに行ったのだが、清算機の下には、指一本も入る隙間はなかった。


笑いをとるためには少々おおげさにウソをつかないといけないと思った。


このあとも歯で盛り上がれた。


貴重な体験談でした。