IB教育 主体性(その1 自己肯定感)
この本に自己肯定感について納得のいく記述があった。
日本人は他国の人と比較したとき極端に自己肯定感が低い。
この原因が「保育園・幼稚園の配置基準」にあるのではないか?
著者のブレイディみかこ氏は、このように指摘している。
世界の職員配置基準 | ちゃたろ~ブログ (kochaki-idearoom.com)
世界各国の教育に関する研究は多いが日本人だけが突出して自己肯定感が低くなってしまう理由を他に見つけることが出来ていない。
「虐待したい保育士いない」 余裕ない保育現場の負の連鎖 #こどもをまもる(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
子供の通うIB小学校を見ているとこの点について、とても『ケア』されていると思う。
特に低学年については、自己肯定感の回復が徹底されている。
知識の詰め込みは放棄して『ひたすらケアに努めている』という感じさえする。
学校は教員採用のとき『子供を大事にする教員かどうか』を最重視している。
子供が『怖い』と感じる教員がひとりもいない。
子供の通うIB小学校では小学校入学前に破壊されてしまった自己肯定感を回復していると評価できる。
(学校側にここまでの意識は無いと思うが、そのように見えるくらいである。)
自己肯定感は、かなり幼いころに固まってしまう能力に思える。
これの回復は、非常に難しいということは良く知られている。
自己肯定感を下げることは出来るが、上げることは不可能に近い。
一方、この能力がいつ育つのかについては、研究を見つけることができていない。
おそらく幼少期だと思う。
学校は主体性の土台としての『自己肯定感』を重視している。
これ(自己肯定感の重視)はIB小学校だからということに加えて学校の母体が福祉法人だからという点も大きい。
個人的には、これが長期的には良い結果につながるのではないかと考えている。
ただし、いわゆる学力(ペーパーテストの点数)という面では極端に弱くなる。
前述の「長期的」とは、大学受験に間に合わないほどの「長期的」になるかもしれない。