IB教育 DPの難しさ

 

 

 

日本のIB校の場合「DPはとても難しい」と思う。

理由は「DP教員に十分な給与を支給できない」からだ。

 

いわゆる従来の大学受験の場合、東大合格者(生徒)を担当する教員は、東大入学者でなくとも良い。

教科担任制度では、1科目だけそこに対応できれば良いからだ。

1科目だけなら東大合格以上というひとは珍しくない。

そしてこのような教員は、教員以外に職を見つけることが難しい。

要するに教科担任制度では、教員に高い給与を支払わなくても、教員確保に支障が出ない。

従来の大学受験では教員に関して、あまり予算をかけずに偏差値の高い生徒を養成できるというメリットがある。

 

一方でDPの場合、受験生だけでなく教員側にも高い能力が求められる。

いまの給与水準で採用している教員では、上位の生徒はDPに関する能力に置いて、教員を上回るということになると思う。教員にはバカロレア試験で高得点をとる生徒を指導するだけの力量がない。

バカロレア試験で高得点を取る生徒を指導できる教員は、仮に教員以外の職に付いたとき、けっこうな高給取りになる能力を有している。現状の教員給与を提示して、このような優秀なひとを採用することは不可能だと思う。

 

 

『現在採用されている教員がDPに対応できるようになるのか?』

過去1年近く、これについての検証を試みてみた。

これは無理だと思う。

 

給与を高くして能力のある教員を採用する以外に方法は無い。