帰国子女はバイリンガルに有利なのか?

 

 

 

①日本国内で同時発達バイリンガルを達成する

②帰国子女がバイリンガルを達成する

この「①」「②」を比較したとき、難易度は②の方が、かなり高いと思う。

 

 

子供がどの言語を身につけていくか。

これはその社会での「言語の社会的地位」が大きな影響を与えている。

 

 

 

「②帰国子女がバイリンガルを達成する」の場合

世界的には、日本(日本語)の社会的地位が大きく低下しており、海外で日本語を身につけることには、かなりの困難を伴うと思う。

海外で子育てすれば、子供は日本語を話さなくなる環境が、ばっちりと揃っている。

 

一昔前(大昔?)の感覚では、「帰国子女=バイリンガル」のようなイメージがあった。

しかし、これには大変な努力が必要だったと思う。

その背景には、どうしても日本の大学に通わせたい、日本で働きたい等の強い動機(日本語の社会的地位)があったはずだ。

 

いまのように日本(日本語)の社会的地位が大きく低下している状態では、帰国子女のバイリンガルという存在は無くなってしまうのではないだろうか?

海外という困難な環境において、わざわざ膨大なリソースを投入して国際的に著しく評価を落としている日本の大学に進学する、日本企業に就職するためにバイリンガルになるというようなことは、行われないと思う。

 

 

 

「①日本国内で同時発達バイリンガルを達成する」の場合

日本国内では、いまでも日本語の社会的地位は、とても高い。

子供は、放っておいても日本語を話すようになる。そのくらい日本語の社会的地位は、高い。

 

一方、日本では英語の社会的地位も、高いため、かなり英語を身につけやすい。

youtubeなどを利用すれば、英語の(国際的な)社会的地位の高さは、ダイレクトに子供に反映される。

いまの日本の環境は「同時発達バイリンガル」に、とてもやさしいと考えている。

 

 

ややネガティブな状況ではあるが、日本国内で同時発達バイリンガルを目指すことは、(現状では)効果的だと思う。