いつまでに英語教育をスタートすれば良いか
これは、いろいろな議論のあるところだと思う。
ひとつの考え方として「同時発達バイリンガル」と「継起発達バイリンガル」の論点から整理をしてみる。
「同時発達バイリンガル」を目指す場合、英語教育のスタートは、早いほど良いという結論になる。
子供は、2歳頃に言葉のシャワーを浴びて、基本的な文法を獲得していくと考えられている。
このとき子供の脳では、ちょうどディープラーニングのようなことが行われている。
おそらくではあるが、このタイミングで「日本語」と「英語」を獲得していくと「同時発達バイリンガル」になっていく。
2歳頃に言葉を整理する必要があるため、その準備(単語を覚えること)は1歳前後から必要になってくるだろう。
さらに単語(言葉)を効率的にインプットするためには、生後5か月ごろにパスバンド回路を獲得することが推奨される。
このように開始時期が早いほどハードルが下がっていく。
3歳以降に英語教育を開始する場合は、「継起発達バイリンガル」を目指すことになる。
しかし「継起発達バイリンガル」では、英語教育が効果的になるのは、10歳前後からになる。
これは、第二言語教育の研究をあたれば、すぐにエビデンスが見つかると思う。
小学校からスタートする英語教育は、これに基づいているはずだ。
第二言語教育の研究をみていくと3歳から9歳ごろに英語の勉強を開始するのは、かなり難しいことがわかる。
構音の発達する5歳までに発音の訓練をすることは有効と思うが、大きなリソースを必要とする言語の獲得には向かない時期だ。
3歳から9歳の頃、開始して英語を身につけさせるには「海外赴任に連れていく」など、かなり強力な方法が必要になる。
ここまで強力なことをすれば、英語は身につくが、並行していろいろと難しい話もついてくる。
(この年齢についての議論は「単に英語を身につけるという話」なのか「バイリンガルになるという話」なのか「発音をよくするだけ」なのか、何を議論しているのか注意して理解する必要がある。)
この視点を持っていると、子供の英語教育開始に対する識者の見解を読み解くときに、よくある混乱を回避することができる。
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