生後7か月~10か月前後に英語教育をスタートした場合についての考察
生後5~6か月のとき英語のパスバンド回路を獲得していれば、生後7か月以降に聞いた英語動画の音を、赤ちゃんは言語として認識する。これを積み重ねていくと、英語動画のインプットでもそれが言語として定着していき赤ちゃんは、英語を話すようになる。
ただし「日本語環境」と「英語環境」を半分づつになるように実行するとなると、英語動画の視聴時間は、かなり長くなる。
このとき長時間の動画視聴の影響は、不明だ。
この方法の利点は「母親が日本語」「動画が英語」という役割分担が明確になるところだ。
一方、生後7か月までにパスバンド回路を獲得していない赤ちゃんは、英語動画を見聞きしても、これを言語として認識できない。
この場合、英語動画だけでは、バイリンガルにはならないと思う。
しかし日本の早期英語教育では、0~3歳くらいに英語教育をした場合、バイリンガルになるということになっている。
そしてここではパスバンドの理論が前提とされていないし、パスバンド回路なしでの取り組みになっている。
この方法で実際に、バイリンガルになっているひとも多いと思う。
この点を考察してみる。
ここで生後7か月のパスバンド回路を持っていない赤ちゃんを、アメリカへ養子に出した場合を想定してみる。
この赤ちゃんは、成長とともに問題なく英語を話すようになると思う。
このことからパスバンド回路がなくても、英語を話せるようになるという結論が導き出される。
赤ちゃんが言語を獲得していくとき、赤ちゃんは音声を言語として認識するか、という点が本質になっていると推測する。
赤ちゃんがパスバンド回路を持っていなくても、アメリカ人の養親から言葉をかけ続けられれば、赤ちゃんはそれを言語として認識すると思う。
そうすると生後7か月以降に、パスバンド回路無しでバイリンガルにする方法も、わかってくる。
もっともストレートなものは、アメリカ人に長時間預けるということになる。
しかし、これはあまり現実的な方法ではない。
一般に早期英語教育で行われているのは、親からの英語による語り掛けだ。
親から語り掛ければ、赤ちゃんは親の英語を、言語として認識すると思う。
これについてベネッセの研究結果をネットで見た記憶がある。
ここでは、お手本の英語動画を親が真似て子供に語り掛けるという方法が推奨されていた。
このとき親の英語が上手でなくても、子供の発音は、良いものになったらしい。
英語動画を親が復唱する方法により、英語動画が言語であることを子供に印象づければ、子供はパスバンド回路がなくても英語動画を言語として認識するのだと思う。
この方法により子供が英語動画を言語として認識するようになるまで、どのくらいの時間(期間)がかかるのか不明だ。
さらに「日本語環境」と「英語環境」を半分づつと設定したとき、子供任せに出来るパスバンド方式と比較して、これはかなり親の負担になると思う。
また、この方法では「母親の役割が不安定になる」というデメリットも指摘されている。
これもいつか考察していきたい。
1歳前後から英語教育をスタートする場合、この本が参考になる。
