パスバンド回路の獲得方法

 

 

 

前回の続き

 

日本語のパスバンドは、125~1500ヘルツ

アメリカ英語のパスバンドは、750~5000ヘルツ

日本人が英語を上手く聞き取れないのは、脳にアメリカ英語に適したパスバンド回路を持っていないことが原因のひとつになっている。

もしも日本語のパスバンド回路とアメリカ英語のパスバンド回路の二つを持っていれば、どちらの言語もスムーズに聞き取れる。

 

 

パスバンド回路は、使われていない脳の神経が消滅することにより作られる。

生後5~6か月の赤ちゃんは、人間の顔の形を識別し、人間の顔の形から発せられた音を重要な音と認識している。

この重要な音と認識したときに使われた神経は、そのまま残っていくが、使われなかった神経は消滅していく。

生後5~6か月の時に、これを繰り返していき、言語の聞き取りに適した神経回路だけが残っていく。

生後7か月には、パスバンド回路は固定してしまう。

 

脳の神経は、一度、消滅してしまうと復活しない。

このためパスバンド回路を作るときは、生後5か月の時期が、より重要になる。

こうしてパスバンドが完成すれば、赤ちゃんは言語の音を特別なものとして認識するようになる。

ここまでくると赤ちゃんは、英語動画の音でも、言語(重要な音)と認識するようになる。

 

パスバンド回路の獲得には、どうしてもネイティブの協力が必要になる。

日本人の発する英語では、「750~5000ヘルツ」の音が出せない。

この段階で英語動画を利用しても、赤ちゃんはそれを人間の顔の形から発せられた音とは認識しない。

これでは、パスバンド回路を作ることはできない。

もしも、マスクを着用して生後5~6か月の赤ちゃんの世話をしているとパスバンド回路(日本語も)が作られない可能性がある。

 

生後5~6か月のときに、12回以上ネイティブから話しかけられるとパスバンド回路が出来上がる。

このとき1回あたり25分間の語り掛けが行われた。

このような実験と結果がある。

このくらいの作業は、少し頑張れば、十分に実行できる難易度だと思う。

私は安全策をとって1回1時間を週4回行った。

 

 

このパスバンド回路は、一度、作られてしまえば一生残ると考えられてる。

これを獲得していれば、外国語学習のとき、聞き取りに苦労しなくなる。

 

ただし、発音は別の問題になると推測している。発音には構音が必要になる。

次回は、この構音について考察をしてみる。

 

(後日、パスバンド回路を獲得していない場合の考察も書く予定)