こんにちは。小学校の先生であり、かわいい一人娘の父親であるコペルです。
今、4歳になったばかりの娘と日記を書くことに挑戦しています。
娘の成長に寄り添い、気づいたことがあります。
どうやら、幼い子供たちは、大人が思う以上に物語が大好きだというです。
もちろん、絵本や昔話などを聞いたり読んだりするのも大好きです。
ただ、ここでいう物語とは、「自分語り」のことです。
2~3歳にもなれば、子どもたちは、
あのね、今日ね…。
と、脈絡もなく話したいことを話し、大人の助けがあれば、首尾よくひとまとまりのお話ができるようになります。
ただ、これはあくまで「話しことば」の世界です。
「話しことば」は、普通、コンテクスト(状況的な文脈)に依存して、話し手と聞き手の協働で、コミュニケーションが成立します。
例;A子 おしっこ
父 分かった。トイレ探してくるね!
(※場合によっては、言葉がなくてもトイレに行きたいんだなと分かります。)
子どもはいずれ「書きことば」を学ぶ必要に迫られます。ひとまとまりの思考をするためには、どうしても書きことばは必要なのです。
「書きことば」は、話しことばほどコンテクストに依存していないので、丁寧に文をつくる必要があります。
例;わたしは、おしっこにいきたいです。
低学年を担任していると、しばしば「先生、トイレ!」と授業中に言われます。
そんな時は、「先生は、トイレではありません!」と、言い返してやります。笑
小学校あるあるです。
実際に「トイレ!」と言えば、
コミュニケーションが成り立つことを子どもは知っているのです。
これもまた、コンテクスト依存の高い「話しことば」の例です。
さて、日記と言っても、4歳の子。まだまだ自分では書けません。
まず、
今日何をしたの?と、インタビューをしてあげます。
保育園でね。豆まきをしたの。
そう。それでどうしたの?
泣いちゃったの。
えー。どうして?
おにが、こわかったの。
これで、書く内容は十分。
「。」を3つにしてみよう。と投げかけます。
まめまきをしました。
おにがこわかったです。
わたしは、ないてしまいました。
これは、わが子が作り出した文です。
(インタビューとは順番が変わりました。これは日本の子どもの特徴です。日本人は、因果律より時系列で語るのが得意なのです。)
ただし、口頭で言えても、そのまま書くにはハードルが高いようです。
今は、ノートの左のページに私が書いて見せ、それを手本にさせています。
(こくご8マスノートがちょうどいいです。)
ひらがなの書き順やノートのマスの使い方には、目をつぶります。
楽しく書くことが最優先。書き終わると、喜んでママのもとへ自慢しに行きます。
5分もあればできます。私はお風呂の中で、今日何書く?とインタビューをしています。
だから、あとは書くだけ。
教科書的には、小学校1年生の6月に三文の日記を初めて書きます。
それまで、お子さんを放っておくのは、もったいなくありませんか?
子どもは、大人が思っているよりも、なかなか天才です。
書きことばでも、自分を語れるのですから。
