植物の成長や繁殖形態から生命エネルギーの偉大さを目の当たりにすると、昔から他の動物たちが食用としていた果実(果肉)や種(豆)を利用すること以外にも、乾燥→粉砕→飲みやすい粉としてブレンドしたり練ってペーストにする、煮出す(煎じる)など種々の加工をして利用してきた知恵の歴史に学び、長寿社会や豊かな食生活にもっと活かせないかと思う。
一例として、メグスリノキ(目薬の木)と呼ばれるカエデ属の落葉樹は、1500年代より樹皮を煎じたスープを目薬として眼病予防に用いられたそうである。
1960年代以降の化学工業の発展で、民間伝承の有用材料を化学的に大量生産したり、合成したり自然から学ぶスピードや深さが増しています。
このメグスリノキも1971年以降に研究対象になり、現代科学で精製など進化している。
また原始的な利用方法としては、ヘチマ水のような採集により得られた液体を使用している。
ヘチマ水は、化粧水や飲用にも用いれれている。
その歴史は、ヘチマ自体が渡来品種として根付き、室町時代の14世紀頃には化粧水として利用されたことで始まっている。
江戸時代になり、本草網目啓蒙(1803年刊)によりヘチマ水を化粧水として美肌維持に用いたことで定着。
それに目を付けた式亭三馬は、1810年頃に本格的に商品『江戸の水』として発売。
ヘチマ水は、秋に実が完熟した頃に、根元付近で茎(くき)を切断して、染み出た液体を集めている。
(切断時期は、実の利用も含めたものか、濃度の問題かは不明。ひょっとしたら四季のうちでも最も良い時期があるのかも知れない。ブドウの例は後述)
ヘチマ水の成分は、11種類のサポニン(総称してヘチマサポニンと呼ばれるポリフェノールの一種)とペクチン(とろみ成分)、多糖類、タンパク質(アミノ酸)、カリウム(硝酸カリウム)などが含まれ、有用とのことである。
ヘチマ水の飲用は、サポニン成分が高麗人参の主成分にもなっているように、民間伝承として手の届く健康飲料として広まったと考えられる。
また、つる性の植物で類似の葡萄(ぶどう)も、農家の家族らを中心として化粧水として伝承されてきた。
ブドウ水の収穫は、3月中旬の2週間に限定されるそうである。
収集に効率が良いようであり、この時期に植物としてのエネルギー発現の材料として欠かせないと考えられる。
ブドウ水の成分は、明らかにされていないが、ヘチマ水の範囲にブドウのポリフェノール生産能力を加えたものだと推察できる。
さらに言えば、同じ土壌でも隣あった株で、実の味が異なるのは、その株の根が吸い上げた植物が生み出す水の品質に差があるはずであり、最先端の科学で微量成分の解析などが必要になる。
これらから、脈々と伝承された植物の利用から学び、一つの頂点としてサポニン成分に着目している。
さらにサポニンと言えば食用で有名なのが大豆であり、煮豆や豆腐などの料理で利用したり、発酵させた味噌や醤油の調味料で使われ、健康用には高麗人参が最も知られている。
高麗人参は、12年以上も休ませた栽培畑に、6年の歳月を掛けて育てられる。
その最中にも、発芽から2年経た苗(根)の9割を間引いて、あと4年程度成長する株を選別して育てている。
直射日光を避けて、玉露のお茶を育てるにも似た手間の掛け方である。
水気で根が腐ったり、根の表皮が割れないように、土壌の水はけと水遣りにも細心の注意が必要で、5~6年もの間に病虫害からも守らなければならない。
高麗人参を使った参鶏湯(サムゲタン)のお手頃価格の料理には、間引いた株や出荷品質が優秀な合格品から外れたものを用いているが、成分量は期待できないかも知れないが、ヘチマ水以上のものと納得して食べれば幸せだ。
それにしても、高麗人参は高価である。
漢方薬として珍重される材料になっても、最も高価な材料である。
(オタネニンジンやコウジンと呼ばれ、食用とは区分して薬用になるのもの)
では、健康用途の高麗人参は、出発の原料は同じである。
お茶の葉が、加工方法で緑茶(日本茶)、紅茶、ウーロン茶に変化するようなものである。
同じ日本茶でも、マイスターが選ぶ種類と加工する手順を踏めば、味(成分)が極上品に変化する。
高麗人参も、極上品を選び、健康ドリンクに仕上げたい。
この想いに到達するまで、マイスターである方たちと語らい、工法を選ぶのに時間を掛け、満足のレベルなりました。
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