里山が無くなると、山の神(先住動物)が里に下りて、農業や畜産業のハイリスク要因となる。
影響は広範囲におよび、山が荒れることで、有機の栄養枯渇が川や伏流を経由して、豊かな海の衰退をもたらす。
一握りの警告者や自然愛好家などが、ずいぶん里山の復活や河口の汽水域の重要性、漁場の活性などに着目し、TV番組で取り上げられ、関心を引いている。
一方で、大食い番組や高級食材などの紹介で、人気または流行している食の経験を、獲得手順まで丁寧に報道し、行列をなして群がるように煽(あお)っている。
食材が分単位で、売り切れになる現象は日常茶飯事であり、話題提供としては、これでOK★
ところが、食の安全性を考えれば、もっと10年単位で考えた方が良さそうであり、環境の土台から見直しても人生にとって遅くはない。
次の図は、食物連鎖を、海洋と陸上で分けながらも、生態系の個体数の割合から単純化したものである。
動植物は、それぞれ得意とする栄養吸収と捕食方法、地域や季節を選びながら生きている。
ピラミッドの頂点に立つ人類は、時には人工的に環境を作り替え、栄養を獲得している。
しかし、地球全体の構成を無視するわけにはいかない。
無視すると人工の環境が破壊された場合の、リスク拡散または獲得すべき栄養の枯渇をまねき、紛争の種になりかねない。
一部の『人工』の除草剤の使用も、遺伝子組み換え植物も危険極まりない。
ここで、長期に栄養を獲得するには、土壌の保全と植物の育成が不可欠である。
このことを忘れなければ、動物は特定の地域の一部の絶滅があっても生存可能なはずだ。
最近は、熟成肉や発酵など、グルメを満足させる食材が、星を獲得したスキルやスキルが無くても達成できる科学技術や装置の適用で、口にすることができる。
サプリメントも、新規材料発見や濃縮技術で市場が拡大している。
その市場も、一部の材料供給者からもたらされ、ブレンド工場またはミックス工場で加工されて、あたかも別商品であるかのように、ドラッグストアやコンビニなどで売られている。
ある程度のレシピがあれば、それら工場でラベルを貼れば、大量に市場に供給可能である。
市場で好まれる商品の味も、複数の香料の組み合わせで、全国の工場での生産であっても均一な水準に保たれる。
ビールやウィスキーで理解できるように、飲料のケースでは生産地の原料水で味が異なるようである。
ドリンク剤の場合は、季節や地域で異なることは規格の点で採用されないので、複数の工場で製造する場合は、香料を6~8種も添加し、短時間で大量に加工するための添加材も必要になってくる状況である。
長期貯蔵の価値がでるような製法では、年単位の熟成材料を薄めたり、種にした材料で濃縮したりの特殊製法で、大量生産しているようである。
薄くなっても、貴重成分を含んでいることが価値となるらしい。
伝統健康食材であれば、生育の手間を惜しまずに成果を見ることができる。
高麗人参を例にとれば、土づくりに10~15年、生育に前半2年で9割を間引き、残りの1割を追育4年の合計した年の6年根と呼び、珍重する。
残りの1割と言っても、根腐れや急速成長部の割れ、虫害により歩留まりは悪化する。
数千年の歴史は育成の伝統を醸成し、10年以上前であれば、貴重な原料を保存すべく、蒸して乾燥させる、紅蔘(こうじん)が最高級とされてきた。
その紅蔘をペーストやドリンクにして、利用するのがベストと思われてきた歴史は重苦しい。
ところが、部分利用や加熱したあとの活性成分が乾燥で変質、抜け落ちがあることも分かってきたとのことで、従来は地産地消的に利用してきた『白蔘(はくじん)』と呼ばれる加工こそ、有用なサポニンが変質せず、まろやかに摂取可能となる方法なのである。
酵素を活性の状態で維持する技術とブレンドするスキルが新たな価値を生みます。
紅蔘がベストで高価であっても継続していこうと言った価値観が、大きく変わろうとしている。
紅蔘では、AFG(アルギニル-フルクトシル-グルコース)は増えるが、AF(アルギニル-フルクトース)は白蔘より少ないことが知られており、蒸さないで、抑制した加熱乾燥が新たな構成比を生じ、陰陽のバランスのごとく偏りを是正すると目論んでいます。
紅蔘の製造中のメイラード反応によって生じた色素や香りが、飲用や消化の際のマイナスではないかと考えて採用を見送ったのです。
『日本人には、紅蔘がキツイ印象があるので敬遠しています』の時代は終わろうとしています。まろやかな『白蔘』ベースの5~6年根ドリンクに大注目です。
まろやかなので、マスキングや風味づけが、たったの1種類かつ少量で済むのも安心。

