本格的な夏を迎える前に、水分補給の仕方についてまとめたい。

さらに夏祭りなどの参加者から聞いた、特別な補給法を紹介。

(常識もありますが、紹介なので御容赦を!)

 

喉が渇(かわ)いたと感じるころには、もうすでに水分が足りない状態です。

また、ご年配の方は、喉の渇きすら感じないので、より危険と言われます。

 

先日アップしたブログでの身体の含水率(%)で、例えば平常時60%で、運動後とかに59%になったとすると、1%含水率が減ったと表現するとしましょう。

減った量と、身体の感じ方や状態を表現すると;

       1%減少:喉の渇き

       2%減少:脱水症状の始まり(体温調節の異常が軽微)

       4%減少:イライラや脱力感(脳での反応が過敏や筋肉異常)

       6%減少:痙攣(けいれん)などの反応

       8%減少:意識障害、臓器不全

       ~10%:  、呼吸障害、精神錯乱

の段階があるとのことです。

 

スポーツをする方なら、痙攣は末端の筋肉から徐々に大きな筋肉へと影響が大きくなり、

最後は心臓がマヒするので、末端の痙攣を感じたら大事を取るのが鉄則ですよね。

プロのテニス試合では、『太ももが痙攣したので、棄権した』と頻繁にききますよね。

動きがコントロールできないのではなく、選手生命が危うくなるので対応しているのです。

 

では、4%以上減った時に、60kgの人で計算すると、2.4kg(2.4リットル)の水を飲めば回復するわけですが、たとえ飲めたとしても、そんなに一度で水分が吸収されないのです。

 

空腹時の胃の内容積は、50mL(たまご1個分)です。

負担のない、1回の水分摂取量は、この容量と考えられます。

 

このとき、(清涼)飲料水のpH(ピーエイチ:旧ペーハー)が重要ですが、このお話は別の日に述べます。

 

胃液は強い酸性なので、外部や口腔内から持ち込まれたバクテリアなどの微生物が生き延びない環境にさらされ、化学的かつ量的な一定の条件をクリアして、摂取物は小腸に運ばれます。

小腸は、(こちらも先日のチャート:消化管のポートフォリオに示す)十二指腸、空腸、回腸の吸収トリオの協力で、栄養の90%と水分の80%が取り込まれます。

一度の摂取量が多くなると、素通りの栄養と水分が増えることになります。

 

50mL摂取だと40mL(40g)吸収されることになります。

残りの一部は、大腸で吸収されます。

また、一般的には食事に含まれる水分で1L(1kg)摂取できているそうです。

(食が細くなる、シニア以上ではこの点でも不利になる)

 

推奨される、飲料からの摂取量は1.5L(1.5kg)であり、ゴクゴクっと飲める量から逆算すると、1,500÷50=30回ゴックリと分かります。

 

お薬(またはサプリメント)を飲むのに、2回ゴックリ。

スープやお味噌汁では、3回ゴックリを3度で、9回ゴックリ。

お茶(コーヒーブレイク)では、3回ゴックリを3度で、9回ゴックリ。

(熱い飲み物では、1回ゴックリが、3~5回フーフーかも知れません)

簡単な計算では、20回ゴックリで、1L(1.0kg)が、最低ラインと思われます。

 

これ以上は、意識してのコマメな飲料摂取を行わなければなりません。

途中で述べた、小腸での水分吸収が大部分ですので、これが抑制されるまたは阻害されるコンディションでは、意識した摂取でも水分不足になる可能性が大きくなります。

 

それら小腸のコンディションを悪化させる食生活や運動不足、姿勢の悪さがあると言われます。

小腸の内壁を保護しているのは、ムチン質と言われる、ネバネバ食材の基材ともなっている物質です。

そのムチン質を基材として粘膜層が形成されており、水分が不足すると、粘膜層の厚さも低下しコンディションを悪化させる悪循環となります。

この消化管の内壁が汚れたり、吸収部位の面積を減らすような損傷、内壁の正常な脱落を回復させるターンオーバーの不足(日量150gと言われる)が、背景にあるようです。

 

一説には、高麗人参やセイヨウサンザシに含まれる天然の洗浄成分サポニンが悪化する背景を綺麗に拭(ぬぐ)ってくれるようです。

綺麗にした粘膜層からは、ミネラルの吸収も増加し、骨粗しょう症の予防に役立つのではないかとも言われます。

 

画像は、高麗人参のサポニンをクリーマーで泡立てたものです。

きめ細やかな消えにくい泡が印象的です。

2倍の水で希釈すると、この泡は得られません。

 

また、高濃度のビタミンB1は小腸の前半で吸収されるので、汚れやすい後半部の低濃度ビタミン吸収を大幅に補ってくれるとも聞きます。

吸収されたビタミンB1が消化管のインナーマッスルを活き活きとさせるので、コンディションの悪化を食い止めてくれるでしょう!

 

きれいになった消化管の内壁には、毒物が接近することを避けなければいけません。

無水カフェインの入ったドリンクは、控えましょう。

(あるいは、少ない無水カフェインでも体感量があるので徐々に減らせるかも知れません)

 

最後に、夏祭りで噴き出す汗とともに電解質、特に塩分が失われるので、スポーツドリンクを飲まれると思いますが、濃すぎるのです。

こまめに飲むことを基準に、飲むコツはスポーツドリンクを2倍に薄めることのようです。

 

美肌には、一日2L(リットル)の水を飲みましょうと、聞きますが、私には無理です。

2リットルありきではなく、可能であれば体組成計や皮膚の水分量をモニタリングして、自分に合った水分補給の方法とドリンクを選定しましょう。

 

ちなみに、排泄水分量は、2.5Lと言われるので、飲料からの水分は1.5Lで良いと思われます。

0.5L分は、無理に飲んで、強制的に出すのも不合理と考えてしまいます。

(飲めるのに、水分を我慢するのは本末転倒になりますので、適量を!)

 

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