少し日にちが経ちましたが週刊文春2月16日号に掲載された『安倍元首相暗殺「疑惑の弾丸」徹底検証』の記事を読んでの感想を書いておきたいと思います。

 

この文春の記事では安倍元総理が自然に振り返った場合の[ケース①]と大きく振り返った場合の[ケース②]に分けて分析しています。

 

ますケース①の自然に振り返った場合ですがこのケースでは首の右側は死角になっており弾丸が打ち込めないと判定しています。

 

右の首に打ち込むことが可能なのはケース②の大きく振り返った場合ですがこの場合右の首から右肩に弾丸が入ったという警察の発表と一致します。

 

警察の発表では弾丸は右肩に残留して見つかっているとのことです。

 

しかしこの大きく振り返った場合のケース②では左肩の弾丸が体幹に向かわず撃ち手の山上容疑者(当時)から向かって右に流れてしまい肉をえぐっだけで逸れてしまいかすり傷となってしまいます。

 

この大きく振り返った場合では左肩から鎖骨下に入って鎖骨下動脈を傷つけたという警察の発表が成立しないとなってしまいます。

 

逆に自然に振り返った場合のケース①を採用すれば左肩に当たった弾丸は体幹に向かいますがそうなると右の首は撃ち手の山上容疑者から死角になってしまい打ち込めなくなります。

 

仮に右の首の射入口を抜きに考えてみても山上容疑者の身長は推定170cmということですから腰の付近に銃を構えて2発目を撃っていることから銃の高さは地上から120~130cmとなります。

 

一方安倍元首相は身長175cmで高さ50cmの台に乗っていることから身長225cmの高さになっており左肩も190cmくらいの高さと考えると弾丸の軌道は下から上に描くはずであり警察の発表している左肩から鎖骨下に水平に弾丸が射入したという発表はおかしいとなります。

 

弾丸の軌道は下から上を描くはずであり水平はありえないはずです。

 

これらの矛盾点は公判ではっきりするということなのでしょうから公判を待たなければなりませんがスナイパー真犯人説を取るネットの陰謀論者の噂では山上被告は囮役に過ぎず公判前に証拠隠滅で自殺という形で消されてしまい公判は行われず真相はうやむやになってしまうだろうと言われています。

 

もし一部のネットユーザー達の予想通り山上被告が拘置所で自殺を遂げ公判が行われないケースとなればネットでは真犯人スナイパー説の陰謀説は本当だったと噂されるでしょう。

 

逆に無事公判が開かれるようならスナイパー真犯人説を取る陰謀説はひとまず消えることとなります。

 

それにしても奈良県立医大の担当医の福島教授の「死因は心臓の壁に大きな穴が空いたことによる。」という証言はどうなったのでしょうか?

 

警察は心臓の穴の原因は心臓マッサージによって心臓に挫滅が起こったことによると言っているそうですが心臓マッサージで挫滅が起こるなんて今まで聞いたことがありません。

 

自動車教習所でも心臓の挫滅が起こらないように加減して心臓マッサージしましょうなどという指導は受けていませんし相撲の立ち合いやボクシングやプロレスの試合でも心臓に衝撃や圧迫がかかったことで挫滅が起こって死んだ話など聞いたことがありません。

 

もし心臓マッサージを強めに行うと挫滅が起こるというのならもし事故現場など心臓マッサージが必要な場面に遭遇しても今後心臓マッサージを買って出る人がいなくなってしまうんじゃないかと心配になってしまいます。

 

その点も警察はしっかりした見解を発表すべきでしょうがこれらも公判が行われればすべて謎が解明されるのでしょうか?

 

安倍銃撃事件の公判が早く始まって謎がすべて解明されるのを心待ちにしたくなりますが山上被告の身に何事も無く無事公判が開かれることを今は祈るしかありません。

 

いずれにせよ公判が開かれるかどうかでこの事件における陰謀説の真偽はおのずとわかってくると思います。

 

すべて時間の問題でその時が来ればわかることですね。

 

※追記

週刊文春の記事をよく読み直しましたが弾丸が残留していたのは右肩では無く右上腕部ですね。ここで訂正しておきますが右上腕部はマイクを握って上がっていたとは言っても右の首より下に位置しているはずですね。弾丸は下から上に軌道を描くはずなのにこれもおかしいですね。警察の発表は謎だらけですがこれも公判ではっきりさせて欲しいですね。



 

 

※参考資料