今朝のテレビ報道番組で、京都の高級クラブに窃盗が入り、金庫など300万円相当のものが盗まれたとのニュースが放送されていた。隠しカメラで撮った映像が犯行場面を写していたとして、放送されていたが、その顔は映像処理により隠されていた。
以下にyoutubeに公開されている同じ場面の映像を引用する。【一部始終】京都・祇園の高級クラブで“窃盗” 金庫2つ持ち去る – YouTube https://www.youtube.com/watch?v=fTsoPu-7JOw
時々このようなテレビ放送をみて、いつも不思議に思っていた。今回それについて少し意見を述べる。
私は、そのような画像処理した映像を渡されたのなら、或いは、そのように画像処理を放送するという条件で映像ファイルを渡されたのなら、その「事件」は放送しない方がよいと思う。
店側の立場から言うと、もし放送局側の都合で、あのような画像処理をするというのなら、店側は事件の報道を拒否すべきである。それは以下のように店側に都合の悪い解釈が成立するからである。
もし、以下の考えに間違いがあるのなら、その理由を記して指摘してほしい。コメント欄で議論できれば、私にも知識の習得の良い機会となる。間違っていたと納得できたなら、修正する。
2)事件が店側のやらせ(つまり捏造)であると疑われる可能性について
もし、それが本当に窃盗の場面を映した防犯カメラの映像なら、写っているのは間違いなく犯人である。従って、それを広く視聴者に知らせることは、犯人の特定に役立ち、早期逮捕につながる。それにもかかわらず、何故あのように画像処理までして犯人の顔を隠すのか?
あのように金庫を持ち去る映像があってもなお、映像の主は単に容疑者であり犯人ではないというのか?キャスターはその高級クラブは警察に既に被害届を出していると話した。「被害者」も放送局も、更に視聴者の殆ど全ても、警察に犯人逮捕をしてもらいたいのではないのか?
このようなケースで店側にとって不利になり得るのは、違法な節税工作ではないかと疑われることである。つまり、犯罪を捏造して、その被害額を損金として計上し、申告の時に利益を圧縮して一部税金を逃れるつもりではないのかと受け取られる可能性である。
このような悪意で見た場合、つぎのように考えることも可能である。
警察は捜査をしても犯人逮捕が難しい。映像を見ても、札付きを採用しているわけがないので、犯人に見当がつかない。しかし、不特定多数の多くの人が見れば、その人の知人もその中に居る可能性がある。そこで、画像処理をして公表するのではないのか。
その映像をテレビ局に渡して放送してもらい、警察に事件を信じさせることが出来る上に、礼金まで貰えば、一挙両得である。そんな風に思われたら、損ではないのか?
繰り返すが、以上の考え方が間違いであると納得をすれば、内容を修正する予定。
(5月13日、午後5時、最終稿)