三橋貴明氏が2月の28日アップした動画を下に引用します。
彼は、ウクライナとロシアの今日の事態を10日ほど前に予言しています。そして、2月24日のロシアによるウクライナ侵攻を、第二次グローバリゼーションの終焉としています。ここで第一次グローバリゼーションとは、世界の共産主義革命の企みです。
https://www.youtube.com/watch?v=d--x1UuKia0
ここで三橋さんは、ウクライナと台湾の類似性を考えて、恐らく今年中に中国は台湾への介入を開始し、先ず金門島を独立させるよう企てるだろうという。金門島は、ロシアとウクライナの戦争におけるドネツクに相当する。
台湾は尖閣は台湾領土と主張しているので、台湾有事になれば即日本有事になる。その導火線が尖閣である。そして、それに備えて、日本は米国との核シェアリングするか、独自核武装をするかの議論を急いでする必要があるという言葉で動画を終わっている。
しかし、日本の核武装は仮に日本国民が全員賛成するという奇跡が起こったとしても容易ではない。何故なら、米国が反対するからである。そして、中国はその米国と共同して、日本の恫喝を始めるだろうからである。この米国の反対予測については、在米の伊藤貫さんが日本に帰国したとき、何度もyoutube上で発言している。
そこで、私は以下のようにコメントした。
コメント1:
国際関係は主権国家の間の野生の関係という話はわかります。しかしそのモデルは、グローバリスト支配の米国が自分から崩壊しようとしていることとの整合性が取れないのではないでしょうか。米国グローバリストも、そのモデルは熟知している筈。
私には、第二次グローバリゼーションの次のステージが始まったように思えます。その主な舞台は米国から中国に移るような気がします。つまり、米国グローバリストと中国共産党政権との共同作戦のステージです。ウクライナ戦争と台湾戦争は、そのグローバリゼーションに参加できる国から、いくつかを跳ね除けるために使われる。
それらがロシアと日本のような気がする。ジムロジャーズの日本嫌いはそれを示している?この後半のシナリオは、さっぱりわからないのですが。。。恐ろしい事態です。
コメント2:
尖閣など、元々サンフランシスコ条約を受け入れた時点で日本の領有権は怪しい。さっさと利用して、放棄すれば良い。核武装論の議論は今からでは遅い。核武装の疑いが出た時点で、米国(民主党グローバリスト政権)や中国が反対し、無理だろう。核シェアリングは結局何の役にも立たないというのが、(他の一流評論家の)一致した考えである。今となっては日本の前途は絶望的に見える。唯一の望みはトランプ政権あるいはトランプ色の共和党政権の誕生である。
尚、尖閣が日本領かどうかの議論も日本ではしっかりなされていない。昔鰹節工場があったとか、19NN年より前には、中国は領有権の主張をしてこなかったとかは、何の根拠にもならない。領有権主張は第二次大戦後の平和条約や基本条約を出発点にして議論を組み立てる必要がある。
以前このことについて議論したことがあるので、それを引用する。北方領土のうち、国後択捉が日本領ではないことも、以前議論したことがある。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12466516595.html
領土問題ぐらい、米国の縄から自身を解き放って、まともに議論する政治家を育てなければ、日本は21世紀の中頃には消滅するだろう。(19時40分、小編集)
ーーーーーおわりーーーーー