前回の記事では、日本と韓国の致死率2(通常の致死率)のグラフを示した。それに続いて、今回は日本と韓国について、致死率1も合わせて図示してみたのが、下図である。
ここで目につくのは、3月中旬における韓国の致死率1の著しい減少である。致死率1は、死亡者/(死亡者+回復者)である。前回の致死率2(死亡者/感染者)のグラフに示したように、通常の致死率は一定の上昇を示している。従って、上の定義式から分かるように、韓国では3月中旬、回復者が急増しているのである。
今後、韓国のような急激な回復者が出るのでなければ、「韓国で一体どのような治療が行われた結果なのか」について、日本だけでなく、多くの国も調査するべきだと思う。その一つとして、ヒドロキシクロロキン投与が考えられる。これは、元々マラリヤの治療薬であり、現在でもマラリヤの他、全身性エリテマトーデスなどの治療薬として承認されている。
https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12583585817.html
今朝のグッドラックで、辛坊治郎氏のゲスト出演し、同じくゲストとしてこのところ継続的に出演している後藤という医師とともに、何度も「治療法がないのだから」という言葉を発していた。かれらは、中国で、この薬が中国新型コロナウイルス診療ガイドライン(第 6 版)の中で推奨されていることを知らないのだろうか?http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200312_5.pdf
とにかく、上記日本で行われた治験の報告を読むべきである。また、アビガンの利用も非常時ゆえ、早期に可能とすべきである。