チャネル登録63万人を誇る米国のyoutube サイトMedCramで、2,3の興味ある話がでている。それらを羅列的に紹介する。https://www.youtube.com/watch?v=hPz5KxgI_K4
浙江大学(Zhejiang University)教授の梁廷波(Tingbo Liang)氏が著した、”Handbook of COVID-19 Prevention and Treatment”の紹介があった。スタッフの運営から人工心肺での患者支援までを含む経験談であり、意義深いということである。厚生省の官僚たちは、このような本を早急に手に入れて勉強すべきだと思う。(補足1)
2つ目は、トランプ大統領が、「米国FDA(Food and Drug Administration)が、マラリヤの薬であるヒドロキシクロロキンがコロナウイルス用に3月19日承認した」と発表した。(通常数ヶ月かかるプロセスを、直ぐに決断したとFDAを褒めている。)
しかし、面白いのは、その後FDAコミッショナーが、「そんな承認はしていない。承認するには大規模な臨床試験をしなければならない」と発言した。恐らく、今後早急にテストされるだろう。なお、世界的に注目されており、韓国で実用化されているこの方法が、日本ではあまり聞かれないのは不思議だ。(日本でも、一部臨床医が使っているが。。)
3つ目のニュースは、カリフォルニア州知事の全州のlock downを命令した。根拠は今後8週間に住民の56%がCOVID-19に感染すると予想されることである。Lock downの意味は、食料、ガソリン、医療、などの生活上必須のこと、あるいは、critical section (恐らく、警察、病院、消防、軍などでの勤務)以外での外出禁止である。
4つ目のニュースは、日本のアビガン(富山化学製品)が、COVID-19 に有効であるというニュースである。そして、かなり大きなニュースとして、臨床試験の結果が紹介された。対照として挙げられたのは、抗HIVの薬物療法である。(昨日のNew England of Medicineでプラセボ以外の効果なしと結論されたもの)
我々日本人としては、この療法がここでの解説通りなら、利用を進め、その成果を大きく内外に宣伝すべきであると考える。最近良く聞かれるのは、そしてそれはかなり真実を言い当てて居ると思うのだが、日本の感染率や死亡率が低いのは(但し、韓国よりは高いが。。)、感染テストをサボって得たデータ捏造であり、統計から除外すべきだという非難である。https://www.youtube.com/watch?v=EwFcefZA8sQ
このような不名誉を払拭するために、大量の診断体制をとり、重症者にはアビガンなどを用いて、オリンピックを開催するためにデータを誤魔化しているという不名誉な風説(しかし事実にちかい)を払拭してもらいたい。
補足:
1)日本では、元財務省官僚で元国会議員の人が、「日本で最近新型コロナ肺炎として騒がれているのは、中国渡来ではなく、何年も前から日本にある風邪のようなものだ」と、自分で考えもせずに知り合いの医者の意見を自分の意見にして、youtube動画で垂れ流している。これはチャネル桜の動画だが、この程度の事を言う人間が未だ右系の著名人にいるのは、日本の何らかの欠陥を表している。個人的シンクタンクを経営しているのだろうが、その意見に同意しない部下は居なかったのか?https://www.youtube.com/watch?v=9FKa0V5A4Y8