世界の億万長者の500人のリストがブルームバーグのページに記載されている。暇なのか、それを眺めて、国別に統計を取ってみた。https://www.bloomberg.com/billionaires/
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米国が35%占めるのは当然だとしても、その上位がほとんど、アマゾンやマイクロソフトなど新規産業の創設者である。GDP順位が3の日本の倍以上の億万長者を出しているロシア(GDP 日本の1/3)と香港(GDP 日本の1/14)には驚く。ロシアの1、2位はともにエネルギーや資源関係であり、香港の1-3位は不動産業である。

日本の一位はユニクロ、二位はソフトバンクのそれぞれ創業者である。全体のトップは資産1610億ドルのJeff Bezosであり、500位の人の総資産は、38億ドルである。ユニクロ社長の柳井氏(世界30位)の総資産は250億ドルなので、だいたいの分布はわかってもらえると思う。

ブラジルはGDP8位ながら、14人がトップ500に入っているが、一番多いのは農業関連の企業経営者である。

以上、情報提供のみで終わります。

追加:(9月10日)長者は20世紀末期から21世紀に掛けて進んだ”産業革命”(ディジタル技術やネット通販etc)と関連のある企業の創業者が多い。創業者は自分の会社の株保有率が高く、それが大きく値上がりしたためである。日本でも、ユニクロ、ソフトバンク、キーエンス、日本電産、光通信、ユニチャーム、楽天、イトーヨーカ堂、ニトリの創業者がこの長者の中に入っている。 つまり、日本が経済規模の割に、長者がすくないのは、新しく創業された企業が少ないことを意味している。