728日に田原総一郎氏が安倍総理に“政治生命をかけて行ったらどうか”と勧めたことがあった。その会見について多くの場面で言ったため、どのようなことを進言したのかについて注目を集めた。田原氏はその内容については、安倍総理は非常に乗り気だったのでそのうちにわかるだろうと口を濁した。
 
誰もが北朝鮮問題に関してだろうと考えたが、その後詳細はわからなかった。昨日公開のyoutube動画で、何かの番組でそれを田原氏本人が喋っていたことが明らかになった。https://www.youtube.com/watch?v=Upc2QUu53Ao
(8分頃から)
 
田原氏が安倍総理に勧めたのは、トランプ大統領から北朝鮮との話し合いを始める際に北朝鮮に要求する条件を聞き出し、習近平首席、プーチン大統領、文在寅大統領の順に訪問して了解を得た上で金正恩にあって話し合えば、兎も角両者は話し合いのテーブルに着くのでないか、いうものであった田原氏は、内閣改造後に河野太郎外務大臣にその話をしたら、大変乗り気であったという。
 
その後の2+2会談で、河野さんがティラーソン国務長官とほとんどの時間を費やしてその話をしたが、その話は米国に断られたと言っていた。要するに米国は、北朝鮮が核廃棄を決意しないと会談のテーブルに付かないということだった。
 
河添恵子氏が言うように、この持ちかけは6者協議の再開のようなものであり、最初からうまく行く筈はないのである。つまり、田原氏はすでに、引退の時期を過ぎているということになる。(次の記事に続く)