1)豊洲の盛り土がなかったとか、くだらない問題ばかり報道している日本のマスコミにはうんざりだ(補足1)。独立国のマスコミのはずだが、町内会の催事案内と変わらないレベルである。

EUは英国の脱退問題で揺らいでいるが、首脳達はこの混乱を動機と捉えて、EU軍の創設を考えているようだ。http://www.nwaonline.com/news/2016/sep/17/eu-nations-talk-collective-defense-2016/

つまり、米国の1極支配の世界から、多極化した世界に移行する今後を見据えて、将来どう生き残っていくかを首脳達は考えている。

EUはNATOに有効期限を考えているのだから、日本も日米安保の有効期限(歴史的な意味で)を考えるべきである。辺野古のなんのと騒いでいるが、まともに米国首脳と話しをしているのだろうか? 数年後にはそんな基地は要りませんと米国が言い出すかもしれない。

2)米国では、大きくなったFRB(連邦準備銀行という訳のわからない名前の中央銀行)が、バランスシートを実力相応に小さくしようと考えて、金利を上げたがっている。これは、米ドルが、世界の決済通貨としての地位から降りていくということなのだろう。

通貨を発行するには、資産が必要である。通貨は債務証書だからである。世界の経済が大きくなっていくと、通貨の量も必然的に多く必要になる。その通貨として、米国が赤字を続けることでドル札を世界にばら撒いてきた。(補足2)しかし、その方式が限界になったということだろう。

通貨の点でも多極化は必然なのだろう。

とにかく、世界は大きく動いている。その振幅は津波のように日本を飲み込むかもしれない。それを議論し、報じるのがマスコミの役割のはずだ。あの戦争の悲惨な結末も、貧弱なマスコミ報道が国民を煽ったことが一因である。

補足:
1)豊洲市場の盛土がなされていなかったことで騒いでいる。地下の空洞に水が溜まっていて、その水がアルカリ性だといって騒いでいる。石灰(酸化カルシウム)が主成分なら、そこに長期接触した水があればアルカリ性になるのは十分考えられる。それと元々議論していたベンゼン汚染などとは無関係だ。
建築の強度的には問題ないそうだから、大した問題ではない。そんなことで大騒ぎをしている姿が情けない。今の日本に映し出されているのは、テレビや政治などの表舞台にでる人たちの無知と、沈黙する理系専門家たちの演出する、異様な光景である。
小池さんも、まさかこんなことで満足しているのではあるまい。今現れているのは、ネズミ一匹でありトラではない。そんなものに大騒ぎする姿は、ほんとうに情けない。(工事入札価格の吊り上げ問題は、検察や警察の仕事である。)
2)このドルをばら撒く段階では、愉快である。なにせ、ドル札という紙切れで好きなものを実力以上に手に入れられるのだから。

(雑な文章で失礼しました。)