暗殺の裏とその暴露の裏、両方に何か大きな存在が疑われる:政治評論家ならその両方を考えて、推理するのが仕事だろう
 
ロシアの元スパイで、プーチン政権に批判的だったアレクサンドル・リトビネンコ氏が2006年にロンドンで暗殺された事件について、英国の調査委員会は21日、プーチン大統領がロシア連邦保安局(FSB)による暗殺を「おそらく承認した」との見解を示した。
 
 
このニュースに政治評論家の宮家氏が言及し、英国の発表が「おそらく承認した」と恐らく付きなのに、鵜呑みにしてプーチン批判を行っている。https://www.youtube.com/watch?v=bj48HFHpXO4
 
「ロシアは帝政ロシア時代に戻り、プーチンはその皇帝のつもりなのだろう」といつものプーチン批判である。もちろん、長いロシアと英国等との関係にも若干ふれているが、政治評論家としての宮家さんのこの発言はtoo poorであると思う。英国の発表の通りの可能性の方が高いだろうと私も思う。しかし、国際政治の中でこのような暗殺事件は稀ではない、というより、たくさんある。しかも、殺されたのはロシアのスパイである。MIなんとかは無実なのか?(補足1)と言いたくもなる。
 
スパイの暗殺だから、(同様に政府機関などの関与が疑惑として存在している)ダイアナ妃やケネディー大統領のケースと比較して、より有り得る世界での出来事(例えば、暴力団員による暗殺のような)であるし、世界への影響は比較的小さいだろう。超大国の大統領や歴史的な王家の皇太子妃の事件は大きすぎて、見えないのですかと問いたい。
 
更に、9.11の事件でも、ニューヨークWTC第七ビルが飛行機の衝突なしに、何故か崩壊している。9.11自作自演説を唱える人も多いが、しかし、宮家さんはこれらの国を帝政(金融資本帝国)とは言わない。


国際政治では多くの国が諜報機関を持ち、それらが殺人を含めて活動をしているらしい。モサド、MI6、CIA、SVRなどである。それらの存在は、国際的な事件についてあるショッキングな報道がなされたとしても、裏の裏まで読まなければ評価できないことを示している。国内の事件でも裏の裏まで読まないと真理に到達できないのだから、その困難さ複雑さは想像できるはずである。


しかし、宮家さんらの国民向けの話にはそのような裏も裏の裏もなく、裏は即悪であり、世界は正義とルールが支配している明るい表舞台のような話が多い。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42023202.html

日本では、マスコミなどの表舞台で活動できるのはアメリカの息のかかったとでも表現すべき評論家がほとんどである様に思ってしまう。アメリカは太陽であり、その裏は目もくらむ太陽の光の所為で見えないのかもしれない。
 
補足:
1)所詮闇の中の出来事で終わるのだから、秘密情報部なら何かの時に今回のようなニュースを流して利用することができる。
==素人のメモですので、適当に読み飛ばしてください==