欧米の視点では、現在テロに対する戦争の90%位は、イスラム国との戦争と言っても良いくらいだろう。そして、イスラム国の殲滅を以って対テロ戦争は終結するという考え方をとるだろう。しかし日本国は、イスラム国のテロには絶対反対という行動をとるべきだが、イスラム国との戦争には拘るべきではないと思う。
 
イスラム国はテロの対象に日本人もいれている。そんな馬鹿なと思っても、日本国の総理がイスラエル国旗と日章旗が並ぶ会見場で、対テロ戦争への参加表明みたいなのをやってしまった以上、どうしようもない。

日本のマスコミは、連携してイスラム国は国ではないというが、イスラム国の州を名乗る集団が方々にできている現在、その重みを計り間違えてはならないと思う。仮にシリアの集団が消えても、その種子は方々に残る可能性が高いのではないのか。
 
中東のゴタゴタは、ヨーロッパ諸国の植民地支配の後遺症なわけで、その始末はヨーロッパがつけなければならない。丁度、日本が韓国にいじめられているのと相似形であり、パククネ大統領の提出した「加害者と被害者の立場は1000経っても変わらない」というモデルをスケールアップして考えれば良いと思う。http://www.j-cast.com/2013/03/04168068.html?p=all
 
 欧米が日本に味方などせず、むしろ韓国の慰安婦の強制連行説を支持して、日本の首を締めるのに協力している。それは、2003年にアムネスティ・インターナショナルの声明で明らかである。http://web.archive.org/web/20031005173947/http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2003/0308080.htm
それはNGOでしょう?と言っても、裏に居て動かしているのは恐らく英国などだろう。
 
日本の政治家は質が悪く、戦後70年たっても未だに米国の占領政策が生き生きと日本国のDNAとして生きている。欧米が民主主義や人権などという洋服を着て、下に毛むくじゃらの体を隠しているが、日本は体毛などない体に薄っぺらい借物の民主主義浴衣を羽織っているだけである。そして、簡単に欧米のトリックに嵌って、イスラム国の共通の的にされてしまった。
 
イスラム国は欧米が作ったものであり、日本には関係がない。繰り返しになるが、日本はテロには反対するという強い姿勢で十分であり、イスラム国自体の存続の問題には関わる必要なないと思う。欧米には姿勢を変えたという印象は与えてはならないと思うが、それには政権交代を含めた政治家の知恵が必要だろうと思う。とにかく、戒厳令もしけない国での、伊勢志摩サミットとオリンピックが心配である。